【新卒/理工系採用】 26年新卒本採用期、そして27年新卒に向けた打ち手

26年新卒は早期選考真っ只中、そしていよいよ本採用期へと突入!というタイミングかと思います。とくに理工系採用においては、3月末までの接点構築が極めて重要です。一方、早くも27年新卒採用の動きもはじまっています。また、リクナビはコンセンプトを変え、新しいリクナビとしてのスタートとなります。
今回は、インターン期に「思うように学生と会えなかった」という課題をお持ちの企業様に向けての打ち手と、27年新卒に向けた準備、そして新リクナビの活用ポイントについてご提示させていただきます。
26年新卒理工系採用、今からの打ち手
理工系採用において、インターン期に充分な接点を持てずに、現在母集団形成でお悩みの企業様は少なくないと思います。もうここからの理工系学生との接点構築は難しいのでは…?いや、まだできることはあります。
- 早期選考で”不合格”になる学生もいます
- 内定後・または選考中に「なにか違う」となる学生がいます
※ここのポイントは非常に重要で、採用/就活の早期化により、夏インターン参加→早期選考の流れとなる学生が多くいるなか、(企業からの手厚いフォローもあるため)視野も広がらず、自己分析もできていないまま、選考フェーズに突入している学生が多くに受けられます。そして、面接などではじめて真剣に自分に向き合うなか、自身の就活の軸が定まっていなかったことに気づく学生もいます。
- 修士の学生には、自身の研究や学会発表(そのための準備)で就活にあまり着手できていない学生もいます。(※ちなみに電気系のメイン、一般社団法人日本電気学会の全国大会は3月開催です)
と、このような状況に置かれている学生も一定数おり、今からでもまだ新たな接点は作れると考えます。今からのアプローチで大事なことは、学生の専攻・専門性と自社の事業の相関関係を明確に伝え、なぜあなたにオファーをしているのかを明確に伝えることです。
手法は、リクナビスカウトなどのナビ系オファーやダイレクトリクルーティングでのオファーなど、決して新しいものではありません。大事なことは、オファーメッセージの内容です。
■学生のどんな専攻や専門性や興味が、自社のどの領域で活かせるのかを明示できていますでしょうか?
■学生に自社を選ぶ(べき)理由を提示できていますでしょうか?
この2点が、理工系学生に響くキーメッセージとなるはずです。ぜひ学生と自社を繋げる線を丁寧にわかりやすく示してあげてください。
27年新卒からのマーケットの変化
リクルートのマネジメントソリューションズ「2024年新卒採用大学生就職活動調査」によると、学生の入社決定理由の第一位が「自分のやりたい仕事(職種)ができる」となっており、ここ2年でこの項目の数字が飛躍的に伸びています。
社会的な「働き方改革」のトレンドから、多くの企業で労働条件/働き方の見直しが進み、残業や休日といった要素が、企業を選ぶ最たる理由ではなくなってきています。学生にしてみれば、働き方そのものが整っているのは当たり前。整っている企業のなかから自身に合った企業はどこか、で悩む。そして、その答えが「自分のやりたい仕事(職種)ができる」。これは、仕事=ジョブ化の兆しであるといえます。
また、現在、経団連においても「ジョブ型人事/ジョブ型採用」の議題は多く、国としてもジョブ型採用/ジョブ型雇用/ジョブ型人事へ向かおうとしていることがうかがえます。
参考:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/jobgatajinji.pdf
もともと理工系においては、学生自身に「専攻」という軸があるので、ジョブへの意識が高いことがありますが、この「ジョブ化」の流れは、ここからさらに進んでいくと予想されます。
では、それが採用の実務においてどのように影響してくるのか?
最たるは採用ポジション(部門/部署)の細分化にあると考えます。いわゆる「技術系総合職」という採用ポジションが受け入れにくくなっていく流れです。また、その上で、インターンシップやオープン・カンパニープログラムの細分化も同時に求め得られることになるでしょう。
採用ポジションや配属確約などは、経営判断を要するものとなるので、簡単ではありませんが、少なくとも、プログラムの細分化など、現場判断で進められる打ち手を今からはじめていく必要がありそうです。
リニューアルしたリクナビの活用
リクナビが27年新卒から新しく生まれ変わります!全学年対象化やクリック課金化など、これまでなかった機能が多々盛り込まれた、まさに”新”リクナビとなります。理工系採用の観点で言えば、最大の変更は「コース単位」の募集に変わるということ。コースとは、職種別やエリア別・プログラム別、それぞれの組み合わせなど、企業ごとの定義の仕方で変わります。

この募集の形の変化は、理工系採用企業のなかでもとくに中小・中堅企業様には朗報となるはずです。これまでのナビサイトは、すべて「企業検索」でしたが、27年新卒からは「コース検索」が中心のナビサイトに変わります。いろいろなオプションなどを駆使しても、結局は企業を見つけてもらうための打ち手。どんなに発見性を高めても、その企業様の規模や知名度…つまり、学生にとって「知らない会社」である以上、なかなかアクセスしてもらえない、という課題がありました。
しかし、それがコース検索となると、状況は一変します。学生がまず目にする(レコメンドされる)のは、各社の「コースとその内容」で、その次にそのコースを募集している会社という順番。
会社規模・知名度がなくとも、学生にとって興味を引くコース(職種やプログラム)が提示できれば、学生に自社を知ってもらえる機会が増えることになります。そして、そのコースのバリエーションを増やすことで、今まで以上に多彩な学生との接点構築も可能になると考えます。
企業規模や知名度が理由で、学生接点構築ができていない、とお感じになられている企業様にとって、その根本課題を克服できるのが新リクナビです。学生が「行きたい!」「話を聞きたい!」となるコースを設計できれば、チャンスが広がります。
理工系学生向けの「コース設計」≒プログラム設計でお悩みの際は、ぜひ弊社R4の担当営業までお問い合わせください。
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