R4ブランド戦略室コラム│第3回 「会社の魅力は『二刀流』でアピール」

お世話になっております。株式会社R4です。
株式会社R4のブランド戦略室による
メールマガジン『人が集まる「ブランド思考」』を
お送りいたします。
企業に人が集まり、価値が伝わり、事業が育つ。
そのカギとなる「ブランディング」や「理念の力」について、
毎回さまざまな視点からお届けしてまいります。
人が集まる「ブランド思考」 第3回「会社の魅力は『二刀流』でアピール」
株式会社R4ブランド戦略室 室長 毛利大一郎
今年も大谷選手が大活躍ですね。
先日は遂に投手・大谷も復活しました!
ますます目が離せません。
大谷選手と言えば投手・打者の「二刀流」が代名詞ですが、
大谷選手は野球選手としての「スキル」と
素晴らしい人間性という「マインド」の「二刀流」も
兼ね備えていると言えるかもしれません。
会社の魅力にも「スキル」「マインド」の
二つの側面があります。
「スキル」は、言い換えれば事業や
商品・サービス、技術、規模、社内制度など
会社のハード面の特徴。
一方の「マインド」は、企業の精神や
風土、文化、人材など会社のソフト面の特徴です。
どちらの側面にもその会社の「らしさ」があり、
広報物などで自社らしさをアピールするためには
「スキル」「マインド」の両面を棚卸して、
整理するといいでしょう。
自社らしさを言語化する際は、
経営者や幹部クラスのインタビューや
社内アンケートなどを行って、
自社に関する情報を収集することが有効です。
情報を収集するとたくさんの情報が集まります。
それらをすべて眺めて、一つ一つ整理していくよりも、
まずは「スキル」「マインド」の
どちらに該当するのかを分けて考えると、
スムーズに整理することができます。
また、自社の「スキル」面・「マインド」面
それぞれの魅力を改めて確認することもできます。
採用広報においても、両方の側面を
アピールするほうが望ましいです。
最近、初任給の増額が話題になっていますが、
就活生も給与や待遇・福利厚生を
相変わらず重視する傾向にあります。
自社で整えている制度については漏れなく、
細かく訴求するといいでしょう。
参考:Edenred
また、近年の就活生は、仕事・会社選びをする際に
「会社の価値観や理念」などを重視する傾向も強いです。
こちらについても、しっかりと言語化をして
「自社らしさ」を訴求するのが効果的です。
特に「マインド」については、
その会社ならではの独自性が表現されることが多く、
他社との差別化を図る効果も期待できます。
参考:PRTIMES
あなたの会社は「二刀流」のアピールができていますか。
どんなに待遇・福利厚生が良くてもそれだけを強く推したり、
理念や想いを熱く訴えたりするだけでは、
十分なアピールとは言えません。
私が担当しているある企業様は、
自社の魅力をアピールできず採用に苦戦されていました。
「スキル」のみのアピールに終始していたことが大きな理由です。
そこで「マインド」の整理をいただくことになりました。
「マインド」として以下のような項目が挙がりました。
・社員のやりたいことを全面的に応援してくれる。
・お互いを認め合い、チームワークを大切にする社風。
・自分らしく、いきいきと働ける(過ごせる)環境がある。
これまでと同様に法人としての規模や安定感、
待遇・福利厚生などの「スキル」を訴求しつつ、
以上の「マインド」もアピールするようになりました。
具体的なエピソードや社員のリアルな声なども紹介し、
しっかりと「マインド」をアピールした結果、
採用数が前年の約4倍に。離職率も大幅に低下。
二刀流のアピールを始めてから数年が経ちますが、
なんと、新卒採用の定着率「100%」を維持しています。
また、日本マクドナルドでは、
「スキル」を「目に見える価値」、
「マインド」を「目に見えない価値」と置き、
双方を言語化することで差別化を実現しています。
参考:PRTIMES MAGAZINE
今の就活生の心をつかむには、
「スキル」「マインド」の両面で訴求するのが効果的です。
そのためにまずは「スキル」「マインド」両方の観点から、
改めて自社の魅力を整理することをお勧めいたします。
時間をかけて棚卸してみると
意外な魅力に気づくこともあります。
「スキル」「マインド」どちらの側面にも、
きっと、あなたの会社「らしさ」があるに違いありません。
お気軽にお問い合わせください。052-212-2007受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]
メールでのお問い合わせはこちら