R4ブランド戦略室コラム│第4回「ブレない一貫性が、採用ブランドを築く。」

お世話になっております。株式会社R4です。
株式会社R4のブランド戦略室による
メールマガジン『人が集まる「ブランド思考」』を
お送りいたします。
企業に人が集まり、価値が伝わり、事業が育つ。
そのカギとなる「ブランディング」や「理念の力」について、
毎回さまざまな視点からお届けしてまいります。
人が集まる「ブランド思考」 第3回「ブレない一貫性が、採用ブランドを築く。」
株式会社R4ブランド戦略室 室長 毛利大一郎
先日、松田聖子さんのコンサートに行ってきました。
今年でデビュー45周年。ずっと変わらぬアイドル性と
圧倒的なパフォーマンスに魅了されっぱなしでした。
松田聖子さんといえば、
アイドルの代名詞とまで呼ばれる唯一無二の存在感、
歌やパフォーマンス、生き様から感じられる世界観などにより、
ゆるぎない「聖子ちゃん」ブランドを確立しています。
コンサートでも歌唱、衣装からステージの演出にいたるまで
徹底して「聖子ちゃん」を貫いていました。
ファンは「いつまでも私の好きな聖子ちゃん」と
思うことができ、今後もファンで居続けるでしょう。
最近は往年のファンの子どもが
親の影響でファンになるケースがあったり、
韓国など海外でもブームになっていたりなど
「新規顧客」も獲得し続けています。
強いブランドには「一貫性」があります。
顧客・消費者がそのブランドに触れる
あらゆる接点においてブレのない
一貫したメッセージ、イメージを発信しています。
たとえば、アップルは
広告、プロダクト、ウェブサイト、アップルストア……
どれをとってもスマートでハイセンスな
イメージで統一されています。
もし、あるアップルストアで
商品を唐草模様の包装紙で包むような対応をしたら
どうなるでしょうか。
消費者のアップルブランドに対するイメージに
変化が生じてしまいます。
私は、数年前に自分へのご褒美として
ロレックスの腕時計を購入しました。
購入を決めて商品の説明を受ける際に、
奥のほうから男性の店員が出てきました。
手にしていたのはシャンパンです(ノンアルコールでしたが)。
「どうぞ」と振舞われた際に、
ロレックスの持つステータスを改めて実感しましたし、
それを手にしたことの満足感や優越感に浸ることができました。
このようにロレックスはラグジュアリーなイメージを
「一貫性」を持って展開することで、
強いブランドを築いているのです。
「一貫性」あるアピールは
採用広報においても有効です。
ナビサイト、採用サイト、採用パンフレットで
一貫したアピールをすること。
インターンシップや説明会、面接でも
一貫したメッセージを発すること。
それを実践することで採用市場において「ブランド」を
構築することができ、他社との差別化が実現できるのです。
私が採用ブランディングをお手伝いした企業様では
採用コンセプトを策定し、採用広報を
コンセプトを軸にした「一貫性」あるものに一新しました。
結果、就活イベントのブース着席数が4倍になり、
エントリー数も大きく増えました。
「説明会で話していたことと
ホームページに書いてある内容が違う」
「先輩社員によって言っていることが違う」
就活生にこのような印象を持たれたら
ブランドは構築できません。
「一貫性」のないアピールは印象に残りませんし、
信頼もされないでしょう。
松田聖子さんやアップルのように、
ずっとファンを獲得し続けるためには
ブレないアピールが必要です。
「一貫性」あるアピールが強いブランドを築くのです。
あなたの会社は「一貫性」ある採用広報ができていますか?
他社とは違う自社ならではのブランドを築くために
一貫した情報発信、アピールを実践しましょう。
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