転職はアタリマエの時代。採用活動で「転職回数」は本当に大事か。

転職はアタリマエの時代。採用活動で「転職回数」は本当に大事か

企業が採用活動を行うにあたって書類選考で足切り材料となるのが「求職者の転職回数」。転職回数が多ければ多いほど、不利になるといわれています。それは日本に深く根付いている「終身雇用」という形があったから。大正末期から昭和初期にかけてこの原型が生まれたといわれていますが、今ではその形も変わりつつあるのはご存知かと思います。時代が転職に寛容になっていくなか、「転職回数」で足切りを行ったがために、優秀な人材を取り損ねる…といったことが起こらないとは限りません。この記事では30歳にして5社経験をしている筆者の経験談を交えながら、企業の採用活動の在り方をお伝えします。

本当にやりたいことが定まらず、4回転職

冒頭でもお伝えしました通り、筆者は30歳で5社経験をしています。業界職種も業界もバラバラ新卒時代は何をしたいかも分からず、「とりあえず採用されたところで頑張ればいい」の気持ちしかなく手当たり次第選考に進む日々でした。

1)建築系商社の営業職
大学4年の2月にギリギリで内定をもらった会社に営業として入社しましたが、わずか1か月で退職。1か月ながらも「自分が前線に立って働くよりも後方支援がしたい」と感じ転職を決意。初めて自分のやりたいことが見えてきました。

2)求人広告代理店の営業事務
後方支援=事務職とイメージし、転職活動中にMOSを取得。4年近く勤務し、自社の採用活動のサポートや後輩の研修や指導など様々なことをさせてもらいました。ここで得た経験は今の仕事でも活かせています。
しかし、「ルーティンの仕事ばかりは面白くない。後方支援ながらももっと自分の言葉で・能動的にサポートする仕事がしたい」と感じ、またまた転職活動を始めるのです。

3)声優養成所の教務事務
元々アニメ業界に興味があったこと、面倒見の良さを活かしながら丸2年勤務。
求人自体が珍しく、唯一学生時代から興味のあった業界でした。事務というよりは教室運営がメイン。自分の言葉で生徒と向き合える仕事だと思ったが、意外とマニュアル通りにしか仕事をしてはいけないという制約がありました。やっぱり人材業界に戻りたい気持ちが高まり、更に転職を重ねました。

4)人材紹介会社でのキャリアアドバイザー
以前は求人広告だったので今度は人材紹介業界で転職にお困りの方に自身の経験を活かしながらサポートしたいと思い、支店の立ち上げから参画。しかし上司のハラスメントが原因で、またここからわずか半年で転職することに。そこでまた求人広告業界に戻ってくることになったのです。

やりたいこと×この人と働きたい=最高の転職

もちろんここまで来るのにかなり苦労もありました。ご覧いただいたように、長くても4年しか同じ職場で働いたことがありません。採用する側からしたらかなりのレッテルだろうなと思いながらの転職活動でした。

3回目ぐらいから書類選考の通過率が下がり、面接でも必ず聞かれたのが「短い期間での転職理由」でした。しかし、どの企業の選考でも言葉に詰まることはなく一つ一つ向き合いました。それでも「またすぐにやめてしまうのではないか」「耐性がない」と見送りになった企業は数えきれないほどあります。いわゆるお祈りメールも星の数ほど来ました。それでもくじけなかったのは「転職を重ねるにつれ、自分のやりたいことが見えてきたから」です。

求人広告業界に戻ってこようと思ったのは仕事自体が楽しかったから。だったら楽しかった仕事をしながら、今までやったことのない分野に携わり、毎日同じ業務ではなく、自分で考えながら働きたいと思うようになりました。そこで出会ったのが現職です。今までの私の経験を決してネガティブなものと判断しなかったこと、直属の上司・専務・社長の熱い話を聞き、「ここだ!」と思いました。この時初めて「この人達と仕事がしたい」「この人達のもとで成長したい」と思ったのです。

やりたいこと・この人と働きたいと思えること、それがマッチした時こそ最高の転職成功だと思っています。

今ではこれまでの事務経験を活かし、資料作成や業務効率化にも携わらせていただいています。自ら学ぶことの楽しさも教えてもらいました。毎日楽しく過ごせています。若年層なのにも関わらず、迎え入れてくれた会社には感謝しかありません。

転職回数よりもターゲットを見極めて採用活動を

終身雇用の時代から、海外のように転職が当たり前となり、寛容である時代となりつつあります。転職する方の理由は人それぞれです。私のようにやりたいことを見つけるためかもしれませんし、人間関係や体調のことかもしれません。

書類に記された「回数」だけで見てしまうとネガティブに感じるかもしれませんが、「働く思い」は文面では分かりません。

もちろん、採用活動にはコストも労力もかかります。すべての書類を通過させて面接をしていたらキリがありませんし、費用対効果を考えると「転職回数」は足切りとして有効なのかもしれません(根も葉もないですが…)しかし、採用者ターゲットがしっかりと定まっていれば、回数を重ねていても企業にマッチする求職者はきっといるはずです。回数にこだわらず、「こんな人と働きたい!」という思いにマッチするかどうかでご判断いただければ幸いです。

企業の本当に欲しい人材・ターゲットを一緒に考え、採用活動に向き合うのが私たちの使命です。ぜひ私たちと共に企業・求職者双方が幸せになれる「採用成功」を実現させませんか。

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