株式会社犬の家 様|経営者・人事インタビュー

数ある採用支援会社の中から、なぜR4が選ばれるのか。その理由を、企業の人事・採用ご担当者様へのインタビューを通じて明らかにしていくシリーズです。今回のゲストは、『ペットショップ 犬の家&猫の里』の運営企業である、株式会社犬の家の人事総務部長・山内 瑛介様。“R4の営業担当のファン” を自認されているという山内様へ、そこに至った経緯や、採用パートナーとしてのR4の魅力をお尋ねしながら、同社のペットショップが社会に果たす役割についても語っていただきました。

インタビュアー/R4サービスサイト編集部 専属ライター

企業について

法人名:株式会社犬の家
本社:愛知県春日井市
従業員数:550名 (2023年4月 時点)
公式Webサイト:https://dognoie.com

R4さんになら任せたいし、R4さんとなら挑戦したい

嘘でしょ…あなた、新卒なの!?」

――山内様、本日は宜しくお願いいたします。

ええ、宜しくお願いします。今日は…営業担当の彼女を褒めればいいのかな?それとも、厳しく言った方がいい?

――どちらでも!ぜひとも、素直なお気持ちをお聞かせください。

でも僕、彼女のファンだから、素直に喋ると永遠に褒めちゃいますよ。最初にお会いしたのは2021年頃だと思います。当時の僕は、現場 (店舗) のマネージャーから異動してきたばかりで、採用や人事に関する知識はほとんどありませんでした。前任者からの引継ぎを受ける中で、求人広告の営業さんとお話しする機会がたくさんあって、そういう方からも学んでいかなければいけないと感じていたんです。ちなみに当時はR4さんではない代理店さんとお付き合いしていたんですが、そこの営業さん以外にも、色々な会社の方から提案を受けていました。

――求人掲載に関する営業電話って、人事さん宛にはきっと、たくさん掛かってきますよね。

そうなんですよ、本当に多いです!ご連絡をくださった方と片っ端からお会いしていく中で、今のR4の営業担当である彼女ともお会いしまして。

――当時の印象で、何かご記憶でいらっしゃることはおありですか?

最初にお話しした時点で、「あっ、この人いいな」と感じましたね。データや実例といった根拠を持って、落ち着いて話してくれますし、僕の質問にも正面から答えてくれる。会話のキャッチボールがとても気持ちよくて、話しやすいな、頼れるなと感じました。

だから、彼女が新卒1年目だと聞いたときは本当に驚いて…。僕、思わず「いやいや、嘘でしょ!?」って言っちゃったんですよね。この人と組んでみたいなと思わせる、人としての魅力にあふれていた。取引を始める要素として、そこも大きかったと思います。

商談というより作戦会議。いつも真摯に向き合ってくれます

――お取引としては、その初回から少し空いたのちに、頻度が上がっていますよね。

そうですね。最初に少しタウンワークを掲載して、次に枠型商品を利用した後は、人員充足の状態が続いていたんです。その後、新店を出す際になかなか応募がなく困っていた時に、「そうだ、彼女に相談してみよう」と思い出しまして。

――山内様の方からご連絡くださっていたんですね!

そうなんです。これは彼女の長所だと思うんですが、営業職として、わきまえていると思うんですよね。自分の売上だけを考えてガツガツ連絡してくるみたいな、自分本位なところが無くて。商談の際も…商談というか、作戦会議に近いですね。いま掲載している案件の反響をより獲っていくために、こんな改善案を考えてみました、こういうのはどうでしょうっていう、課題解決のための提案に注力してくださっている印象があります。

――それは、R4の理念が関係しているかもしれませんね。R4は『人が集まる会社づくり』を会社ミッションとしていて、営業担当者を含め含め一人ひとりが、お客様の会社が “求職者から選ばれる存在になるにはどうしたらいいか” と考える視点を持っているんです。

なるほど。確かに日頃の姿からも、そういうお気持ちはすごく伝わってきます。以前、特に中途採用で、入社前後のギャップに苦しんでの離職が何件か続いていると相談した時、「採用フローの改善のために、まずは課題を洗い出しましょう」とご提案をいただきまして。

その際に申し出てくださったのが、各店舗でおこなわれる採用面接に、彼女自身が同席するというアイデアだったんです。社外の方にそこまで助けていただくという考えは無かったので驚きましたし、そこまでコミットしてくれる営業担当さんは初めてだったので、ありがたかったですね。

求人広告の営業というよりは、コンサルティング的な発想で向き合ってくれているのかなと感じました。

――R4は採用代行業務 (アウトソーシング事業) や、入社後の定着率向上に寄与する社員研修の企画・実施なども担っていますから、そのあたりの発想や対応は柔軟かもしれません。

そうなんですね。いや、実はちょっと心配していたくらいなんですよ。「もっとたくさん広告出しましょうよ」みたいなことも言ってこないし、これで採用難エリアで採用できちゃったら、掲載案件が減って、彼女の売上は減っちゃうんじゃないか…なんて思ったりもしましたから。

結局は、うちのことを深く考えてくれているスタンスが本当にありがたくて。内情を分かってくれているからこそ、また次のテーマの仕事をお願いすることになるんですけどね。

お客様に立ち止まっていただく事も、僕らの役割

――今お話しいただいた、入社前後でのギャップでの離職について、もう少しお伺いしてもよろしいでしょうか。「選考中に抱いていたイメージと違う」という理由での早期離職は、多くの採用担当者様がお悩みかと思います。

ペットショップの仕事って基本的に、楽しそうなイメージがあると思うんです。明るくてキレイなお店に立って、元気で可愛いわんちゃん・猫ちゃんに囲まれて…っていう。でも、お店のキレイも動物たちの元気も、それを保つスタッフがいてこそ成り立っていて、その部分ってすごく見えにくい。実際には汚れ仕事や力仕事もあって、まずはそこにギャップを感じる方がいらっしゃいます。

――そういったギャップを減らすために、採用の段階ではどんな工夫をされていますか?

面接時の見学などで店舗業務のリアルな部分を見ていただいたり、新卒者向けのインターンシップでは、実際に体験していただいたりしています。また、これは今後の取り組みになりますが、そういう大変さに直面したとしても、「それでも続けたい」と思ってもらえるよう、この仕事の意義を深く伝えていけるような、社内教育プログラムのようなものも企画していきたいと考えています。

――『犬の家』様でのお仕事ですと、動物さんたちの命をお預かりするという部分も、大きな意義ですよね。

はい。ペットショップという業態についてお話しする時、切っても切れないのが、殺処分の問題だと思います。

まず前提として、『犬の家』で働くスタッフは全員、このテーマについて非常に問題意識を持っています。殺処分ゼロは一日でも早く達成すべきテーマですし、会社としても保護犬・保護猫や、ブリーダーさんの所でのお役目を終えた繁殖犬・繁殖猫を受け入れ、店頭の子犬・子猫同様にご縁づくりをおこなっています。新しい家族を必要とする動物という点では同じですし、採用活動でも、こうした考え方に共感してくださる方を対象に内定をお出ししています。

――原稿上でも、そのように明記させて頂いたことがありましたよね。

そうですね。そのうえで難しいのは、飼育放棄を防ぎ、殺処分という悲劇をゼロにしていくためには、僕たちだけでできることには限界があるということです。世の中には「ペットショップがあるから、動物を棄てる人間が出てくるんだ」という声があることも、重々承知しています。しかし、ペットショップで買った個体だから棄てられる…という訳ではないですよね。例えば、お友達の家で生まれた子猫を引き取った人なら、絶対に飼育放棄をしないかというと、そうではない。問題は入手経路よりも、動物を受け入れる側の意識にあるのではないでしょうか。

だからこそ『犬の家』では、動物たちのお迎えを希望される方へ、一緒に暮らすことの大変さやリスク、終生飼育の重要性などをお伝えする時間を設けています。その際に「自分には無理だな…」と感じられたお客様には、立ち止まっていただくのがベスト。「動物いいですよね、可愛いですよ!」なんて軽々しくお勧めするばかりでは、この業界の人間として無責任なんです。

――店舗スタッフの皆様はある意味、“飼い主様候補” となる方を、選ぶ役割を担われているんですね。

そうです。そしてこれが、この仕事の厳しさなんです。「目の前のこの子に、一刻も早く家族を見つけてあげたい」という優しさと、「自分に見極める目が無ければ、却ってこの子を不幸にしかねない」という責任の重さ。この2つを釣り合わせるバランス感覚が身に付かなければ、務まらない・続けていけない仕事なんです。

――ひと筋縄ではいかない命題ですね…。でも、その感覚の醸成を会社として支援していけたら、組織としてより発展できそうですね。

価値観に関わる部分でもあるので、全員が完全に折り合いを付けることは難しいかもしれません。ただ、そこを乗り越えられると、そのスタッフが生み出せる “幸せの総量” みたいなものは、すごく増えるはずなんです。

動物と過ごす時間がもたらしてくれる価値や幸せには、代えがたいものがあります。セラピードッグ・セラピーキャット・ファシリティドッグなどといった言葉 (存在) があるように、動物にしか引き出せない、人の変化もあります。お子さんに恵まれなかった方や大切な家族を亡くされた方が、動物を家族として迎え入れることで、人生が好転されることも少なくありませんし。そして、コロナ禍を経て在宅時間が増えた現代なら、その効果はより高まっているはず。動物との暮らしをサポートするこの仕事の社会的意義は、非常に大きいと僕は信じています。

代理店って、ここまでしてくれるんだ

――『犬の家』様でのお仕事の厳しさと意義をお伺いして、入職前後でのギャップ解消はもちろんですが、そこに適応していける方からの応募を獲得することの重要さも感じました。現在、求人広告出稿時の反響拡大のために、営業担当と取り組まれていることは何かおありですか?

いま注力してもらっているのは、採用難エリアのIndeed原稿の改善ですね。募集店舗ごとに少しずつ、原稿を書き分けていくということを試しているんです。仕事内容として掲載している文章はどの拠点もほぼ同じですが、そこに添える内容を変えていて。営業担当さんが、全国各店の店長やスタッフにヒアリングをしてくれているので、そこで引き出せたメッセージを追記してもらっています。

――共に働く先輩からのリアルで温かい声があれば、確かに応募を後押ししてくれそうですね。拠点ごとに原稿内容を変えられるという、Indeedならではの良さも活かされた打ち手かと思います

いいですよね。最初にご提案をいただいた時、「えっ、そんなことまでしてくれるの?」って驚いたんですよ。そういう手間って、何百万円も掛ける派手な広告を出さないと割いてもらえないものだと思っていたんです。

――山内様の中での求人広告の代理店のイメージは、そういった感じだったんですね。

すみません、悪く言うつもりは全くないんですよ!ただ、ここまでしてくれる営業さんにお会いしたのは初めてだったので、純粋に驚きました。本来ならばそれって、広告を作ってもらう企業の人間がやるべきことかなとも思うんですが、僕も正直、日々上がってくる報告への対応に手一杯で…。

しかも、それだけじゃないんです。何店舗か取材してもらった中で、「対応してくださった店長様からこんなお言葉がありまして…」と、原稿制作とは別に、気になった部分を僕にフィードバックしてくれたりもして。求人広告の営業担当さんでありながら、それ以上の役割を担っていただいています。

――ということであれば、求人広告代理店のイメージは変わりましたでしょうか?

変わりました!もちろんいい意味で、です。

――嬉しいご評価をありがとうございます。営業担当本人にも少し話を聞いてきましたが、「山内様が素敵な方なんです。とにかく、この人のお力になりたいという気持ちで動いています」とのことでした。

こちらこそ、頭が上がらないですよ。というか、僕としてはもう、彼女はうちの会社の一員だと思っていますから。誘い続けたらいつか、転職してきてくれないかなあ。

応募数は他媒体の3倍。運用費以上の価値を感じます

――Indeedについては、R4でお手伝いさせていただく前まで、自社で掲載・運用をおこなわれていたそうですね。

ええ。僕が携わっていた当時はコロナ禍で、応募も結構入っていたんです。ただ、社内での対応フローが煩雑だったり、本社・店舗間での情報共有にタイムラグが生じてしまっていたりと、上手くいっていない部分もありました。そうこうしているうちに緊急事態宣言が解除され、世の中の求人数が増えてくると、それまでのような反響が獲れなくなってきて…。

――採用市場に、すごく波があった時期でしたね。

それもあって一度、Indeedへの投資を縮小していたんです。Indeedが採用プラットフォームとして無視できない存在であることは分っていましたが、対応するための人的リソースも社内で限られていましたから、自分たちですべて賄うのは難しいだろうなと。そんな時にまた「これも彼女に相談してみようかな」と思い出して、今に至ります。

――確か、タウンワークへの掲載を中心にお取引させていただいたタイミングですよね。

そうですね。自社で運用していた時も、別の企業さんにお力添えはいただいていたんですが、そこの営業さんと比べても、やっぱり彼女の方が寄り添ってくれるなと感じます。データとかセオリーに基づくアドバイスだけなら、きっと多くの代理店の営業さんができると思うんですが、彼女は『犬の家』という会社のカラーや事業、課題まで理解した上で、「こんな改善案はいかがでしょうか」と声を掛けてくれます。だからこそ、そのアイデアも試してみたいなって毎回思えるんですよ。

――“お客様企業のことを深く理解する” というのも、R4が大切にしている姿勢の一つだそうです。

社内事情まで考慮した上で、自分の代わり戦略を考えてくれる社外の人って、なかなかいない。本当に貴重な存在です。今も何かあったら、彼女かもしくは、R4さんの社内にいらっしゃる運用担当さんに相談しています。運用数値の動向も日々追ってもらえるているので、安心してお任せできていますよ。

――それは何よりです。山内さんのお仕事の負担も、少しは軽くなりましたでしょうか?

自分にしか対応できない業務に集中できるようになって、すごく助かっています。代理店に頼む時ってどうしても、自社で内製した時よりもコストがかかることが気になると思うんですが、ここまでやってもらえるなら全然アリだなと、実務を経験した人間として感じています。

運用費以上の価値を提供してもらっている、ちゃんと“ペイできている”という実感がありますね。

――ありがとうございます。運用担当からは、「原稿を修正する際には、ただ情報を追記するのではなく『犬の家』様でのお仕事に合う方へ届きそうな表現を心掛けています。緊急度の高い募集も見分けられるようになってきたので、スピード感も引き続き大事にしていきたいです!」とコメントを貰っております。

そういうお気持ちがあるからこそ、反響に繋がっているんだろうな。採用難エリアでも、かなり応募が集まるようになりましたしね。実はR4さんにお願いしているIndeedやタウンワークって、他社媒体と比べてすごくコストパフォーマンスが良いんですよ。少し前に改めて計算してみて、びっくりしたんです。

――そうだったんですね!ちなみに、どのくらい違うんでしょうか?

同じ予算を投下しても、応募数が3倍くらい多いんです。R4さんの圧倒的勝利ですよ。

互いに利する関係を、これからも

――『犬の家』様の今後の事業展開・店舗展開としては、どういった方針をお考えでしょうか。

今年で設立25年となりますが、会社としては引き続き、地に足をつけての発展を大切にしていこうと考えてます。急拡大を仕掛けるというよりは、世の中のニーズや社会の変化に合わせて、人と動物との懸け橋になり、笑顔と幸せな命を増やしていきたいと考えています。

――ありがとうございます。採用パートナーとしてのR4へのご要望や、改善を求めたい点などはありませんでしょうか?

文句なし、です。今も十分、助けていただいていますから、引き続き二人三脚で走ってもらえればうれしいです。

――営業担当へのメッセージ等ございましたら、是非お伺いしたいですが…。

うーーーん…。であれば、「もうちょっとガツガツ営業掛けてきてもいいんだぞ!」という所ですかね。僕は営業マンとしての彼女を応援したいんです。彼女に成功してほしい。R4さんの社内にいるであろうライバルに負けてほしくないし、職場のエースになってほしいと思っています。あなたのアイデア一つひとつが嬉しいから、どんどん提案してきてくれと、そうお伝えください。

――愛のある叱咤激励、感謝申し上げます。

こちらこそ。僕らがR4さんに助けてもらっているように、『犬の家』の採用支援業務が、R4さんや営業担当さんにとって、プラスとなる仕事であることを願っています。


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