インディードのクリック率の相場は3%!クリック率を上げる方法を解説


このページでは、インディード (Indeed) の有料掲載におけるクリック率の相場と、高い理由、低い理由に関してご紹介します。

有料掲載をすると、ご自身もしくは代理店などを通して数値の変化を示したレポートを見ることになるかと思います。
しかし数値を見たところで良し悪しの判断は基準がないとできません。
そこで、この記事ではクリック率について、何を基準にすべきか、どう数値を見るべきかをご紹介します。

インディード有料掲載における
クリック率の相場は3%台

結論から申し上げると、見出しの通り、有料掲載におけるクリック率の相場は3%台です (インディード社による) 。

2021年頃までは「1%」が相場とされてきましたが、以降インディードの表示アルゴリズムが改変され、求職者が入力したキーワードと、表示される求人とのマッチング精度が改善されたため、大きく変動しています。
そのため2023年6月時点では、3%を下回る場合は改善の余地があると考えてよいでしょう。

一方、安定的に5%を上回る場合は概ね良好と言えます。
ただし、あくまでも全体の相場。
業種や職種によっては6~8%、場合によってはそれ以上に昇る場合もありますので、目安として覚えていただければと思います。

インディード有料掲載の
クリック率が相場より低い理由

クリック率が相場より低い場合、そこには当然理由があります。
「職種名などが魅力的ではない」「業界や職種そのものが不人気の傾向にある」「ターゲットと異なるユーザーに表示されている」 と大きく3つに分けられるため、順を追ってご紹介します。

クリック率が相場より低い理由職種名などが魅力的ではない

クリック率の低い理由として、おそらくこれが最も多いでしょう。

インディード (Indeed) で求人を検索すると、数多くの求人が検索結果として表示されます。
そこで表示されるのが主に「社名」「職種名」「勤務地」「給与」の4項目。

インディード (Indeed) は日々アップデートを行っていますので、上記以外の結果が表示されることもありますが、上記項目がクリック率に大きな影響を与えていることは間違いありません。

クリック率が相場より低い理由業界や職種そのものが不人気の傾向にある

クリック率の低い理由として、こちらも多いです。

職種や企業規模・知名度にもよるので一概には言えませんが、建築・土木・不動産、飲食、サービス業界などはクリック率が低い傾向にあります。
また、販売・営業職などは競合の多さ故にクリック率が低めに。この傾向は特に都市部で顕著に見られます。

また、時代背景も大きく影響します。
言及はしませんが、今後縮小が見込まれる業界の職種はクリック率が低くなる傾向にあります。

クリック率が相場より低い理由ターゲットと異なるユーザーに表示されている

クリック率の低い理由として、こちらは珍しいケース。
職種名や原稿内に意図とは異なるキーワードが入っている場合です。

例えば実際に目にした例で、職種名は営業と明示されていたにも関わらず「美容師」「キッチン」と検索すると上位に表示されているケースがありました。

「美容師から転職してきたスタッフが活躍しています」「キッチン関連の製品を扱っています」という一文が記載されていたのが原因です。
これにはクリック単価とインディードのアルゴリズムが関係しています。

以上がクリック率の低くなる主な理由です。
尚、「クリック率が悪い=クリック単価が低い」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そこに因果関係はほとんどありませんのでご注意ください。

インディード有料掲載の
クリック率が相場より高い理由

クリック率が相場より高い理由はシンプル。その求人が魅力的であるということに尽きます。
「ブランド力がある」「待遇がいい」「珍しい」など、さまざまなケースがありますので、以下に一例をご紹介します。

  • 大手やブランド力のある企業の求人
  • 「月給50万円以上」など、競合他社と比べて給与が平均よりも高い求人
  • 「英語を活かせる」「海外で働く」など人気のある求人
  • 農業関連、研究開発職など珍しい求人

こうした求人の場合は顕著にクリック率が変動し、競合他社と比べて数%変わることも珍しくありません。

ここまでクリック率の相場と低い理由、高い理由をご紹介してきました。

ただし、繰り返しになりますが、あくまでも目安であり、絶対ではありません。業界、職種、経済状況、時期などさまざまな要因によって変動しますので、参考程度にご認識頂けますと幸いです。

インディードの有料掲載で
クリック率を上げるポイント

検索結果一覧に出る内容を見直す

インディード (Indeed) の検索結果一覧画面で表示されるのは主に「社名」「勤務地」「職種名」「給与」の4項目。

インディード (Indeed) は日々アップデートを行っていますので、上記以外の結果が表示されることもありますが、基本的にはこれらの項目の改善がクリック率を上げることに繋がります。
「社名」や「勤務地」は変えようがありませんので、それ以外の2項目についてご紹介していきます。

職種名を改善してクリック率を上げる

インディード (Indeed) はキーワード検索に特化した求人サイトです。
求職者は仕事を探していますので、職種名が重要になることは言うまでもありません。

以下のようにどんな製品やサービスを扱うのか、誰と仕事をするのか、どんな職場環境なのか、ということが読み取れる職種名にすることで、クリック率は上がる傾向にあります。

なお、不自然な修飾語や飾り文字などは避けるようにしましょう。
インディード (Indeed) は人の目による品質チェックを随時行っており、予告なく職種名が編集されたり、原稿が掲載停止とされる可能性もあります。

【 OKな職種名の例 】
・フィンテックに関わるアプリ開発の営業
・自動車のコンソールパネルに関わる組立や製造
・経営者や人事担当者と商談を重ねる求人広告の営業
・1日中誰とも会話をしない可能性がある警備員
・海水浴場がすぐ隣にある会社で植木鉢の営業 など

【 改善の余地のある職種名の例 】
・営業
 → 伝わる内容が少なすぎる
   顧客層・商材・業界など、もう少し特徴を明らかにしたい


・製造 (月収50万円以上可能!)
 → 仕事内容とは関係のない情報 (給与金額) を記載しており、
   かつ、その金額も不自然である (疑わしく見える)


・主婦歓迎の事務
 → 仕事内容とは関係のない情報を記載している上、
   男女雇用機会均等法に抵触する表記がなされている

給与を改善してクリック率を上げる

給与の書き方によっても、クリック率を上げられる可能性があります。

仕事を探す際、多くの人が給与を重視する傾向にあることを考えれば、当然です。
できるだけ誠実に、仮に相場より低くても、「時給」「日給」「月給」「年俸」のいずれかで、正確な情報を開示しましょう。

幅を持たせて上限が分かるようにするのも効果的ですが、実態を隠そうとすればするほど不信感を与えてしまいますので、あくまで妥当な範囲内でおこなうべきです。

なお、クリック率とは関係ありませんが給与が相場より低い場合は、低い理由、今後上がる見込み、給与以上の仕事のやりがいや職場環境など、デメリットをカバーできるメリットを、求人情報内で明示することをお勧めします。

【 OKな給与表記の例 】
・時給 1,000円
・日給 1万円
・月給 16万円 以上
・月給 22~30万円
・年俸 500万円 以上 など

【 改善の余地のある給与表記の例 】
・年収300万円
→ 実際の支払いが月給なのか・時給なのか・年俸制なのかが不明瞭なため、推奨しません。

求人情報詳細画面の内容を見直す

検索結果一覧に出る情報だけでなく、クリック後に表示される求人情報詳細画面の内容を見直すことも、クリック率改善に繋がる場合があります。

仕事内容を改善してクリック率を上げる

求人情報内、特に仕事内容におけるキーワードの質と量を高めることによってクリック率を上げることも可能です。

これは、仕事内容を一つ一つ、できる限り具体的に書くことで、その仕事に親和性の高いキーワードが自然と盛り込まれていくためです。

【 OKな仕事内容表記の例 】
求人広告のライティング業務全般。
広告業界・ライター業務が未経験な方もご応募頂けます。
入社後はまず紙媒体(求人誌)に掲載される、小さい枠の求人原稿から作成します。
表記マニュアルを見ながら、専用のパソコンソフトを操作し、関係法令を遵守した求人原稿の制作をおこなっていきます。
仕事に慣れてきたら、ネット媒体・webサイト用の文章作成も担当します。
社外カメラマンの手配や、提携している外部のフリーライターさんへのディレクション、進行管理業務なども覚えながら、一人でできることを増やしていって頂きます。

【 改善の余地のある仕事内容表記の例 】
求人広告のライティングをお願していきます。
未経験者も丁寧に指導しますのでご安心ください。

求人情報内のキーワードを改善してクリック率を上げる

クリック率が低いということは、その求人が、ターゲット外の求職者に多くに表示されている可能性も考えられます。

求人情報内に、採用ターゲット外からのクリックを受けそうなキーワードがないか見直し、その可能性があるものを削除することも重要です。

  • 例1:実務経験を擁する経理職の募集
    仕事内容の中に「来客受付」というキーワードが入っており、かつ、広告予算が高く設定されていたため、「受付」と検索した経理未経験の求職者に表示されてしまっていた
  • 例2:飲食店ホールスタッフの募集
    仕事内容の中に「調理されたお料理を…」「キッチンに注文を通し…」といったフレーズが入っており、かつ、広告予算が高く設定されていたため、「調理」「キッチン」と検索した求職者に表示されてしまっていた

※キーワードが入っているだけで表示される訳ではありませんが、広告予算が高く設定されているほど、ターゲット外へ表示させる可能性も高くなります。

なお、広告予算とクリック率に因果関係はありません。
広告予算が影響するのは、クリック率ではなく、=表示回数(インプレッション)です。クリック率の改善には、本記事でご紹介したような、求人情報そのものの表記変更が原則であることをご理解いただければと思います。

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