Indeedにおける「求人キャッチコピー」の作り方と制作事例

Indeedに募集原稿 (求人広告) を掲載する際の、「求人キャッチコピー」の制作にお困りの方はいませんか?

「上司に求人原稿を作るよう言われたけど、キャッチコピーなんて書いたことがないし…」
「前に使っていた採用サイトには、そんなものを入力する欄は無かったのに!」
「必須項目じゃないなら、書かずにおいても大丈夫なのかな?」
「変な内容を書いてしまって、反響が悪くなったらどうしよう」

こういった悩みをお抱えの人事担当・採用担当の方は、少なくないのではないでしょうか。

そこで本記事では、Indeedにおける「求人キャッチコピー」の概要を説明すると共に、その書き方・作り方を具体例を交えてご紹介します。これを読めば、「求人キャッチコピー」の考え方の基礎が分かり、「求人キャッチコピー」を書くことが怖くなくなるはずです。

※本ページに記載されている内容は、2024年3月22日時点でのIndeedおよび、エアワーク2.0の仕様に基づくものです。

Indeedにおける「求人キャッチコピー」とは

Indeedにおける「求人キャッチコピー」とは、Indeedをモバイル (スマートフォン) ブラウザまたは、モバイルアプリから見た時に、検索結果一覧画面において、職種名の下に表示されるアピール文のことです (画像内 赤枠)。この「求人キャッチコピー」は、Indeed内に求人を直接入力する「直接投稿」や、Indeedとの連携に強い採用サイト制作サービス「エアワーク 2.0」を利用して、募集原稿を制作する際に入力できます。

「求人キャッチコピー」は、「直接投稿」の場合は文字数制限なく入力でき、「エアワーク2.0」では全角・半角問わず30文字までという制約があります。但し、あまり長々と入力しても、実際の表示画面 (検索結果一覧画面) では下記のスクリーンショットのように50 ~ 60文字程度しか表示されず、以降は … と省略されてしまいます。

なお、「直接投稿」や「エアワーク 2.0」の募集原稿内に「求人キャッチコピー」を登録したとしても、その内容をパソコン (PC) から見た場合は、「求人キャッチコピー」の欄が表示されませんまた、「Airワーク採用管理 (エアワーク 1.0/エアワークの旧バージョン) 」には「求人キャッチコピー」を入力する欄がないため、注意が必要です。

「~の自治体営業」という部分が「職種名」、電球マークが付いた赤枠の箇所が「求人キャッチコピー」。検索結果一覧画面では、一定の文字数以降は … で省略されてしまいます

直接投稿 利用時の「求人キャッチコピー」入力箇所

次に、実際の「求人キャッチコピー」の入力画面を、掲載方法別にご紹介します。まず、直接投稿では以下の通り、職種名を入力する欄の直下に「求人キャッチコピー」を入力する欄が設けられています (画像内 赤枠)。前述の通り文字数制限はありませんが、検索結果一覧画面では50 ~ 60文字より後ろが省略されてしまうことを考慮すると、文字数をそれ以内に収め、かつ、よりアピールになる内容を文頭 (書き出し) 側へ記載するのがベターと言えるでしょう。

Indeed直接投稿の原稿登録画面に設置されている、「求人キャッチコピー(赤枠部分)」の入力欄のスクリーンショット。上記のように入力すると…

スマホ環境からIndeedで募集原稿を閲覧したユーザーには、このように表示されます(赤枠部分)

エアワーク 2.0 利用時の「求人キャッチコピー」入力箇所

エアワーク 2.0における「求人キャッチコピー」の入力は、「求人」タブ内で「新しい求人を作成する」ボタンを選択すると表示される、「募集概要」の登録画面から可能です。直接投稿の入力画面とは違い、職種名を入力する欄の直下ではなく、少し下へ進んだ箇所に設置されています(画像内 赤枠)。エアワーク2.0の「求人キャッチコピー」には全角・半角問わず30文字以内という制約がありますので、右下の文字数カウンター (画像内 緑枠) の表示を見ながら、これに収まるよう入力していきます。

エアワーク2.0の原稿登録画面に設置されている、「求人キャッチコピー(赤枠部分)」の入力欄のスクリーンショット。上記のように入力すると…

スマホ環境からエアワーク2.0の募集原稿を閲覧したユーザーには、このように表示されます(赤枠部分)

求人キャッチコピーが重要なのはなぜ?その理由

「求人キャッチコピー」そのものは、直接投稿・エアワーク共に “任意入力項目” 。つまり、入力しても、しなくてもいい項目となっています。しかし、この欄をうまく使えれば、Indeedでの採用活動はより効率化できます。以下ではその理由を、2つの観点から解説します。

求人キャッチコピーは、クリック率改善に貢献する

1つめは、「求人キャッチコピー」の入力が、その募集原稿のクリック率を引き上げる可能性があるためです。

Indeedの職種名表記に関するポリシー (掲載基準) は年々厳しくなっており、2024年3月時点では、「上水道設備の自治体営業」「ハンバーガー店での接客スタッフ」など、業種・職種くらいしか表記できないのが実態です。そのため「求人キャッチコピー」欄の入力は、職種名では伝わり切らないメリット・アピールポイントを、検索結果一覧画面でユーザーに伝えるための、数少ない手段でもあるのです。

Indeedの上位表示ロジック (どんな募集原稿だと、検索結果一覧画面で上位に表示されるか) は公開されていませんが、よりクリックされやすい = クリック率の高い募集原稿が、検索結果一覧画面で上位表示される傾向はあると考えられています。その仕事の魅力を検索結果一覧画面で伝えることが、結果的には、その募集原稿をより多くのユーザーへ露出させることに繋がるのです。

求人キャッチコピーは、無駄クリックの排除に貢献する

2つめは、「求人キャッチコピー」の入力が、その募集原稿の露出傾向に関わる可能性があるためです。

Indeedの上位表示ロジックはクリック率だけでなく、応募開始率、つまり、その募集原稿を見た人 (クリックした人) の何%が応募ボタンを押すか…という指標も関わっていると考えられています。つまり、たとえ多くのユーザーに閲覧されたとしても、応募ボタンが全く押されなければ、その募集原稿は上位表示されにくくなるリスクがあるということです。

例えば、月給40万円のITエンジニアの募集原稿を、「開発会社でのITエンジニア」という職種名で掲載するとします。これだけの高給与なら一定のクリック率は確保できそうですが、この募集が実は “5年以上の実務経験者” のみ応募可能で、ユーザーがその事実を把握できるのは原稿を開いてから…というものだったら、どうでしょう?クリック率は高かったとしても応募開始率は低くなるため、結果として上位表示されにくくなると考えられます。

こうした事態を避けるためには、「求人キャッチコピー」を “ふるい” として活用する方法が有効です。「求人キャッチコピー」の冒頭に 【 5年以上の実務経験者のみを募集 】 と書けば、その条件に合致しない人からのクリック、つまり、無駄クリックをある程度排除でき、応募開始率を改善できる可能性があります。

求人キャッチコピーの考え方と作成事例

では実際に、目的に合わせた「求人キャッチコピー」の制作例をご紹介していきましょう。例として挙げるのは、ここまでにも登場した「上水道設備の自治体営業」の仕事の、正社員募集です。

クリック率を改善する求人キャッチコピーの作例 (メリット推し)

例:【 2024年1月より年休数増 】 未経験OK&基本残業なし。働きやすさ認証のホワイト企業

1つめの作例は、「未経験可」という応募ハードルの低さと「基本は定時に帰れる」という働き方、そして、募集元企業が「働きやすい企業」として地方自治体から認証を受けており、しかも直近で年間休日数が増えたというポジティブなトピックを明記したものです。営業としての経験はないけれど、まっとうな会社で、ホワイトな働き方をしたい…と考えているユーザーからのクリック獲得を目指す場合は、このような作り方もよいでしょう。

直接投稿を利用した場合の、職種名と「求人キャッチコピー」の入力イメージ

クリック率を改善する求人キャッチコピーの作例 (収入推し)

例:【 手当と賞与が手厚い会社 】 賞与年間100万円+皆勤手当8,000円、家族手当3,000円~

Indeedの検索結果一覧画面で表示されるのは固定給 (今回の募集の場合は月給) だけなので、固定給以外に支給される毎月の手当が豊富だったり、賞与水準が高い場合は、それを謳うこともアピールに繋がります。もちろん金銭面に限らず、会社費用による社員旅行あり・スポーツ施設等の招待券支給といった福利厚生を盛り込むのも手です。

無駄クリックを排除する求人キャッチコピーの作例

例:【 要普免(AT可) 】 国内全域に出張あり。建築図面が読める方、歓迎します

今回例に挙げたポジションの募集は、上水道設備の自治体営業という業務柄、運転免許が欠かせません。そのため、運転免許を持っていないユーザーからのクリックをしっかりと除外したい場合は、「求人キャッチコピー」の冒頭に「要普免(AT可)」と明記するというアプローチが有効です。なお、繰り返しにはなりますが、実際の表示画面 (検索結果一覧画面) で「求人キャッチコピー」は、冒頭の50 ~ 60文字程度しか表示されず、以降は … と省略されてしまいます。そのため、絶対に読んでほしい内容に関しては、冒頭に入力することが肝心です。

「建築図面が読める方、歓迎します」の部分は文字通り歓迎要件 (必須ではないけれど、該当する方であれば早期の活躍が望める要件) なのですが、建築図面を読むスキルが活かせる営業職は限られているため、図面という語にピンと来てくれるユーザーが見てくれれば…という期待を込めて制作しています。但し、この歓迎要件を明記することで、応募ハードルを必要以上に高く見せてしまう可能性もあるため、実際に掲載する場合は、表示回数 (検索結果一覧画面への登場回数) やクリック率といった運用上の数値を見ながら、削除・変更も考えていく必要があるでしょう。

求人キャッチコピー、何を書くか迷ったら…

「うちの募集の、何がアピールポイントになるかなんて分からない…」という場合はまず、採用上の競合となる企業の募集条件を見て、比べてみましょう。給与水準・賞与月数・残業時間の目安・年間休日数・休日出勤の頻度などを照らし合わせてみれば、何かしら強みが見えてくるはずです。それでも見つからない…という場合は、現在働いている仲間に、会社の長所を聞いてみてください。仲間が優しい・家庭事情で休みを取っても嫌な顔をされない・働く中で専門知識が付く・お客様が素敵…などなど、今まで気づけなかった魅力が見つかるかもしれません。

それでも難しい!魅力を言葉に出来ない!と感じたら、ぜひ一度、弊社・R4にも一度ご相談ください。リクルートパートナーおよび、Indeed シルバープラスパートナーとしての採用支援実績を活かし、皆様の職場の魅力を再定義して、採用成功に向けお手伝いさせていただきます。

「求人キャッチコピー」以外の部分の制作方法については、以下記事でも解説しています

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