R4ブランド戦略室コラム│第5回「“体験設計”で、採用ブランドを強化。」

お世話になっております。株式会社R4です。
株式会社R4のブランド戦略室による
メールマガジン『人が集まる「ブランド思考」』を
お送りいたします。

企業に人が集まり、価値が伝わり、事業が育つ。
そのカギとなる「ブランディング」や「理念の力」について、
毎回さまざまな視点からお届けしてまいります。

人が集まる「ブランド思考」 第5回「“体験設計”で、採用ブランドを強化。

株式会社R4ブランド戦略室 室長 毛利大一郎

子どもたちが夏休みに入り、自由研究やキャンプといった
“体験型の学び”の話題を耳にするようになりました。
夏は、まさに五感を使って「感じる」ことができる季節。
教科書では得られない気づきや発見が、
子どもたちの中に深く残っていきます。

この「体験して初めて腹落ちする」という感覚は、
実はブランドづくりにおいても重要です。
人は、ブランドを“知る”だけでは動かされません。
ブランドの世界観に“触れ”、共感し、記憶に残るような
リアルな接点を持って初めて、その価値を実感します。

例えば、無印良品は商品の販売にとどまらず、
MUJI HOTELやCafe & Meal MUJI、さらにはキャンプ場まで展開し、
「無印らしい暮らし方」を五感で体験できる場を提供しています。
商品だけでなく、ライフスタイルそのものを体験することで、
消費者はブランドへの共感や愛着を深めていきます。

また、子ども向け職業体験施設「キッザニア」では、
実在する企業が提供する仕事を通じて、
子どもたちにブランドの価値を体験として伝えています。
体験を通じて「楽しい」「社会とつながっている」といった
企業メッセージが自然に伝わります。
子どもだけでなく保護者にも好意的な印象を残す、
効果的なブランド体験の場となっています。

採用広報においても「体験」は重要です。
ただ自社の情報を伝えて“知ってもらう”だけではなく
“体験してもらう”ことで、自社らしい魅力や価値を
より印象的に、強く訴求することができます。

新卒採用においては、
インターンシップを通じて学生に多様な体験の機会を提供できます。
また、就活イベントにおいても
体験を通じたコミュニケーションを設計することで、
自社の魅力をより深く届けることが可能です。

就活イベントのブース装飾において
タペストリーやバナースタンドといったツールに頼るだけでなく、
五感に訴えるブランド体験を意識した演出も効果的です。
例えば、その場で自社の製品やサービスを“試す”ことができる
デモ体験などを導入することで、学生の記憶に残る
ブース設計が可能になります。

自社の魅力をより深く届けるためには、
「体験」を軸とした採用広報の工夫も効果的です。
ぜひ、貴社ならではの“体験設計”を取り入れ、
心に残る採用コミュニケーションを実現してください。

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