R4ブランド戦略室コラム│第13回インフルエンザ予防接種と「理念の免疫力——ブランディングを内側から強くする話」

お世話になっております。株式会社R4です。
株式会社R4のブランド戦略室による
メールマガジン『人が集まる「ブランド思考」』を
お送りいたします。
企業に人が集まり、価値が伝わり、事業が育つ。
そのカギとなる「ブランディング」や「理念の力」について、
毎回さまざまな視点からお届けしてまいります。
人が集まる「ブランド思考」 第13回「インフルエンザ予防接種と「理念の免疫力」——ブランディングを内側から強くする話」
株式会社R4ブランド戦略室 室長 毛利大一郎
インフルエンザ予防接種を受けた方も多いのではないでしょうか。
私も先日、受けたばかりです。
今回はこの“予防接種”をヒントに、
「理念の免疫力」についてお話ししたいと思います。
市場環境の変化や法改正、競合の動きなど
企業にも外部からの“ウイルス”は襲ってきます。
そのとき、自社の中にしっかりした免疫システム=理念があるかどうかで、
組織の反応力は大きく変わります。
理念とは単なるスローガンではなく、「判断基準」として機能するものです。
社員が迷ったときに「うちの会社は何を大切にするのか」を
思い出させる軸となります。
しかし、この理念が単なる“壁に貼られた言葉”だと
社員一人ひとりがその意味を理解できず、判断の軸になりません。
理念を自分事として語れるようになっていれば、
理念は免疫システムとして機能します。
市場環境の変化というウイルスが入ってきても、
「私たちはこう判断する」という抗体反応が自然と生まれます。
これこそ、強い“ブランド体質”です。
では、その免疫力をどう育てるのか。
多くの企業でありがちなのは
単発の「理念共有会」や「ツール制作」で終わってしまうケースです。
もちろんそれも大切ですが、それだけでは免疫として定着しません。
日々の意思決定や行動に結びついてこそ、本当の意味で血肉化されます。
そのためには次の3つの取り組みがおすすめです。
①翻訳する
理念を現場で通用する言語に置き換えてみます。
「誠実なモノづくり」なら、“納期ギリギリでも品質を優先する”など
日々の具体的な行動で表現してみます。
②自分の言葉で語る
経営層だけでなく社員一人ひとりが、自分の言葉で語れるようにします。
自分のアウトプットに対して他者からのフィードバックが得られる
対話型のミーティングなどが有効です。
③日常を共有する
日々の仕事の中から、理念を体現した行動や顧客からの評価など
“理念を体現しているエピソード”を社内で共有します。
社内報などを活用して配信し続けると効果的です。
これらが積み重なることで、
社員一人ひとりが自ら判断できる“ブランド免疫”を持つようになります。
ブランディングとは外部環境から身を守る鎧をつくるのではなく、
“自社らしく反応できる体質づくり”だと言えます。
そして、その中心には必ず理念があります。
社員一人ひとりが自分事として感じられるもの、
つまり、“心に打つワクチン”と言えるのではないでしょうか。
もし今、自社ブランドをもう一段階強くしたいと思われているなら、
ぜひ上記の3つに取り組んでみてください。
それはきっと、組織全体にじわじわと効いていく
ブランディング施策になり得ます。
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