【26卒】内定者・承諾者フォローのポイント!【27卒】IS参加がピークを迎えるシーズン到来!魅力的なISとは?

7月に入り、夏の暑さもいよいよ本格的になって参りました。
新卒採用におかれましては、26年新卒のご活動もあっという間に1年以上が経ち、マーケット的には早くも終盤を迎える時期となって参りました。また27年新卒においては、いよいよIS期に学生との直接接点が最も多くなる夏休みシーズンに突入しようとしております。人事の皆様にとっては慌ただしい毎日が続いているかと存じますが、今回もこの時期に役立つ情報をお届けして参りますので、ぜひご拝読くださいませ。
【26年新卒】内定者フォローの重要性
先月の記事でもお伝えさせていただきましたが、この時期の内定率は80%を超えており、また学生の進路確定率も75%と、数値からも26年新卒が終盤を迎えようとしていることが見て取れます。
まだ目標数に達していない企業は今後どうやってエントリーや選考参加者を増やしていくかに気を取られがちですが、この時期もう一つ大事になってくるのは、内定者や承諾者のフォローです。
<図1>
<図2>
上記図1の学生の就活実施率では、例年この時期、2割程度の学生がまだ就活を行っておりますが、図②の内定保有企業数では2社以上の内定を持っている学生も約2割。したがって、まだ承諾をもらっていない企業のほとんどがこれから内定辞退を受ける可能性があります。
また下記はキャリアチケットが25年新卒の大学生に実施したアンケート結果となりますが、内定承諾後も就活を続けている学生の割合は半数近くとなっております。
※回答数:219人
※回答数95人
内定承諾後に就活を継続する理由の第一位は「より志望度の高い企業が残っていたから」。続いて第二位は「承諾した企業は第一志望ではあるが、最後まで受けきりたかったから」となっておりますが、早期化が進む中、やはり学生も納得して就活を終えたいという気持ちの強さがうかがえます。
また理由の中には、「内定先の悪い評判を聞いたから」や「他に挑戦してみたいことが出てきたから」といった理由もあり、承諾を得たからといって必ずしも入社してくれる訳ではない為、引き続き学生に寄り添ったフォローが必要です。
【26年新卒】フォローの具体的な対策
就活生は、日々家族や友人との会話や入ってくる情報の中で、理想の就職先はどこなのかを必死に考え、最終的な結論を出します。
内定者は検討中の各社を比較して自分が本当に納得できる就職先がどこか、内定承諾者は一旦この企業に決めたが、まだ他に良い就職先があるのではないか、それぞれ悩みポイントが異なる為、学生毎に寄り添ったフォローが必要となります。
特に多くの企業が内定式を行う10月までのこの3カ月間は、多くの迷える学生が最終ジャッジを出すタイミングになりますので、下記では内定者・承諾者それぞれのフォローポイントをお伝えします。
内定者に向けたフォロー
これからの時期、新たなエントリーを集めるのは非常に困難になる為、内定者から如何に承諾を得るかが重要となります。内定者に向けては下記のポイントを押さえてフォローしましょう。
- なぜ貴方に内定を出したか、明確な理由を学生に共有する。
→学生が自身の強みと、その企業や仕事との相性を理解することで、入社意欲や親和性が向上。 - 競合の選考状況・スケジュールを把握し、他社選考が終わったタイミングで学生の気持ちを確認。
→自分のことを必要とし、大切に思ってくれる企業であるというイメージ付け。また状況を把握し、急な辞退を防ぐ。 - また迷っている理由を確認し、競合との違いや自社を選ぶメリットを提示。
→改めて自社の魅力と学生との相性をおさらい。時間が経って忘れがちな判断軸を明確にする。 - 承諾者や先輩との座談会・懇親会への参加誘導
→一緒に働く仲間とのふれあいの場をセッティングすることで帰属意識を高める。
また承諾者から自社を決めた理由を話してもらうことで、入社意欲が高まる可能性あり。
承諾者に向けたフォロー
内定承諾した学生においても、他社からの魅力的なアプローチや、友人とのやり取りで「自分は本当にここでよいのか」自問自答する中、新たな企業へ目がいく可能性もあります。
承諾者に対しては以下のポイントを押さえてフォローをしていきましょう。
- 電話等で定期的に接点を取る
→就職に対して不安なことは無いか、学生の心情に変わりが無いかを把握し、適切なアドバイスをすることで、承諾者との信頼関係を構築。何かあったら気軽に相談できる関係を作ることが大切。 - 承諾者や先輩との座談会・懇親会の実施
→これから一緒に働く仲間との触れ合いを通じて、人間関係の不安を払拭。また帰属意識の向上に繋がります。 - 社会人になってから役立つ学びの提供
→パソコンの基礎や社会人としてのマナー、また業界ごとの基礎を学ぶ機会は学生にも好評です。教材の提供も良いですが、同期と集まって学ぶ場があるとgood。 - フォロー無しを徹する場合は、その理由を明確に伝える
→「残りわずかな学生生活を満喫してほしい」といった理由で、学びや集まる機会を作らない方針をとる企業もありますが、事前に理由を学生に伝えることが大切です。何もなくほったらかしでは、不安になる学生もいるため、企業の想いを明確に伝えるようにしましょう。
R4では、企業様の状況に合わせて、適切なフォローの
アドバイスをさせていただきますので、お困りの際はお気軽にご相談くださいませ。
【27年新卒】 IS期 最も多くの学生と
接点が取れるシーズン到来
過去の記事でもお伝えしておりますが、上記グラフのとおり、ここ数年7・8月の夏休みシーズンは、学生のIS参加が最も多くなる時期です。また下記グラフはワンキャリアが出している27年新卒向けの学生調査になりますが、内定を獲得したい時期は2025年11~12月が最多となっております。
多くの学生が、予定を調整しやすい夏休み中に複数社のISに参加し、その後の早期選考も理解しながら、出来る限り年内には1社以上の内定を獲得し、安心したいと考えているようです。企業にとってもこの時期の活動結果が、今後の採用に直結する大切な時期となりますので、改めて広報強化と共に、エントリーが進んでいない企業はターゲットとなる学生が魅力を感じてくれるようなISの設計を再検討ください。
【27年新卒】学生にとって魅力的なISとは
上記グラフは、こちらもワンキャリアが出している27年新卒向け学生調査になりますが、学生が参加したいIS内容の上位は「仕事内容の向き・不向きが分かる」や「自己成長やキャリアプランのイメージができる」といった、仕事の具体的な内容や適性、その後のキャリアプラン等がイメージできるコンテンツが人気となっています。
特に現状エントリーが増えていない企業は、上記ポイントを考慮したナビサイトでの原稿打ち出しを意識していただければと思います。
また、この時期の学生は特にタイパを意識し、自分に合う業界・職種を効率良く探すために、短時間のコンテンツに数多く参加する傾向があります。したがって開催時間は1時間程度で、上記ポイントを押さえたWEB説明会といったコンテンツをご用意いただけるとよいかと思います。
ここで接点を持った学生に対し、さらに企業理解を深める為の体験型やワークを交えたコンテンツに誘導し、動機形成を高めるといった手段も有効です。
<魅力的なISコンテンツのポイントまとめ>
- 仕事内容が具体的にイメージ出来る
- その仕事の適正が分かる、自分がその仕事に向いているかが分かる
- 成長できる環境か?キャリアプランがイメージできるか?
- 上記が短時間で理解できる説明会の実施(WEBが人気)
- 短時間開催で接点をもった学生に対し、より動機形成を高める長期コンテンツへの誘導も有効
おわりに
いかがでしたでしょうか。
昨今の新卒採用において、改めて学生の思考やマーケットの「情報」が鍵となって参ります。R4では今後も質の高い情報提供にこだわり、関わる企業様の採用が前進するようなご支援を続けて参りますので、お困りの際はぜひお気軽にお問合せくださいませ。
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