採用ブランディングを促進する採用動画「採用ブランド・ムービー」傑作選!

採用ブランディングを促進する採用動画「採用ブランド・ムービー」傑作選!

採用ブランディングを促進する採用動画とは?

以前、こちら(採用ブランディング実践法│第6回「採用ブランド・アイデンティティの策定・展開」)の記事で「採用ブランディングの実践は、すべての採用活動を『採用ブランド・アイデンティティ』を指針として進めていく必要がある」とお伝えしました。言うまでもなく、採用動画も例外ではありません。策定した採用ブランド・アイデンティティをコンセプトとして企画・制作された採用動画は、間違いなく採用ブランディングを促進します。

一般的な採用動画は、会社の紹介、事業や仕事の紹介、代表者や社員のインタビューなどで構成されます。しかし、このような構成は会社のことが理解しやすい一方で、その会社らしさ(=採用ブランド・アイデンティティ)を強烈な印象としてインプットするには適していないかもしれません。どうしても、事業や仕事の理解が主たる目的になってしまうからです。もちろん、一貫したコンセプトに則って作成すれば、自社の採用ブランド・アイデンティティを伝えることはできます。しかし、「強烈に印象づける」となると、それなりに高いクオリティで全体を構成しなければなりません。

採用ブランド・ムービーは想いや世界観を端的にアピールできる

「採用ブランド・アイデンティティを強烈に印象づける動画にしたい」「ダラダラと説明するのではなく、手っ取り早く自社らしさをアピールしたい」……そんなニーズに応えられるのが「採用ブランド・ムービー」です(「採用ブランデッド・ムービー」とも言います)。

あれやこれやと説明せずに、印象的なフレーズや映像、音などによる構成・展開で「うちってこんな会社だよ、どう?」と訴求するショートムービーです。短いので最後まで見てもらえますし(繰り返し見てもらえる可能性もあります)、記憶にも残りやすいです。通常の採用動画に加えて用意すれば、まさに鬼に金棒、採用ブランディングを一気に加速させること間違いなしです。

以下より、採用ブランド・ムービーの事例を10作品ご紹介します。いずれも「傑作」「名作」と呼ぶにふさわしいステキな採用動画コンテンツです。

①福岡県警察 

コンセプトは「私は、HEROになる」。子どもの頃、ヒーローに憧れた経験がある人は多いと思います。そんな経験を思い出させるような子どもの映像からスタート。以降、「HERO」として活躍する警察官の映像を重ねていきながら「憧れていたHEROになれますよ」という訴求をジワジワとしてきます。「私になれるかな」⇒「私にもなれるかも」⇒「なりたい」「やってみたい」と思わせていく構成も見事です。

②ADK

スタメン採用というコンセプトで、自社で活躍できる9つのタイプの人材についてアピール。パーカッシブなBGMと言葉の連続描写で、見る者をグイグイと引き込んでいきます。やや挑発的なトーンが「いきなり活躍したい」=スタメンになりたいという意欲的な人材を狙い撃っています。また、「さすがADK」と言えるクリエイティブのレベルの高さも、自社らしさのアピールにつながっていると言えるでしょう。

③タグチ工業

コンセプト「BE CREATIVE」に込められた想いを伝えながら、自社の強みもしっかりと訴求しています。その深さ、重みを感じさせる意匠で全体がまとめられており、強いメッセージ性がある内容に仕上がっています。英語のナレーションと字幕表示を使用することで、外国の娯楽映画のようなダイナミックさを演出している点も秀逸。就活生に「カッコ良さ」をアピールしたい会社が手本にすべき採用動画です。

④カジノン

施工実績の中央でダンサーが躍るというツカミがグッド。以降、決して強いメッセージ性はないものの、自社の大事にしている「プロとして、生きよう」という精神が印象的に伝わってきます。1分という短い時間で、施工実績や仕事内容の紹介動画では醸し出せないような自社らしさを表現しています。シンプルで説明的ではない「これぞ採用ブランド・ムービー!」という構成は、ぜひとも参考にしたいところです。

⑤ジンズ

社員の働く姿とともに「仕事に込められた熱い想い」が短いフレーズで綴られていきます。いずれのフレーズも「ジンズで働く意義」とも言える内容です。採用ターゲットに「想い」や「意義」に共感してもらい、想いを同じくする人たちを採用しようという意図が伝わってきます。この採用動画を見るだけで「採用ブランディングを上手に実践している企業なんだろうな」という印象を受けます。

⑥トーシンパートナーズ

https://www.plain60.jp/p610042/index.php?step=1&thm=0018

自社のモットーでもあり動画のタイトルにもなっている「ONE TEAM」が、実に上手く表現されています。1分強の採用動画ですが、これを見るだけで会社の雰囲気がわかってしまうような仕立てです。「風通しの良い社風」「アットホーム」といった手垢のついた表現をよく目にしますが(採用広報ではNGワードです)、リアルな日常を切り取って伝えることの大切さを改めて痛感させられる採用動画です。

⑦佐川急便

コンセプトは「#変わりながら、進め」。矢印をモチーフにして、コンセプトを体現する事例が展開されていきます。誰もが知っている企業だけに、会社や仕事に対して固定観念を抱かれやすいかもしれません。しかし、固定のイメージを覆すように、変化と挑戦を繰り返し企業として成長し続けていることを上手に訴求しています。締めくくりの「変化と挑戦を追い求めてくれる仲間を募集」というダメ押しフレーズも効果的です。

⑧NTT西日本

https://www.facebook.com/NTTwest/videos/323461971650352/

未来を創る人が過去にいたから、現在がある。その事実を様々な映像素材とともに振り返りながら、「未来を創る人でありたい」と訴えます(フリーの映像素材だけではなく、実際の映像も使用することで説得力を与えています)。ナレーションを補完するキーワードの表示にも工夫が見られます。冒頭のカウントダウンから最後の社名ロゴの表示にいたるまで、テレビCMを思わせるようなクオリティの高さです。

ソニーミュージックグループ

もし、これがアニメーションじゃなかったら、もし、これが現代をモチーフにしていたら……これほどのインパクトを有していないはずです。「世の中をあっと言わせてやろう」というメッセージも響かないでしょう。「この遊び心こそが自社らしさだ」というアピールとも受け取れます。「オープニングムービー」らしいのですが(説明会などのオープニング用でしょうか?)、かなりハイレベルな採用ブランド・ムービーと言えると思います。

⑩東洋製罐グループホールディングス

自社が大切にしている想い、社会における存在意義や影響力……かしこまって表現すると必要以上にシリアスに響いてしまいます。そのせいで、正しく伝えられないケースもあったりします。この採用動画はトーン&マナーのコントロールにより、伝えたい相手に、伝えたいメッセージを“正しく”届けることに成功しているように感じます。どんなテイストにしたら採用ブランド・アイデンティティが際立つのか。正しく伝わるのか。そんな大事なポイントを掴んでいる好事例と言えるでしょう。

この記事のライター

明日から使える採用ブランディング実践法(著者:毛利大一郎)
明日から使える採用ブランディング実践法(著者:毛利大一郎)

毛利大一郎/株式会社R4  制作部 事業部長 ブランド・マネージャー 
愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学 第一文学部卒。クリエイティブ・ディレクターとして、求人広告やパンフレットの他、映像、ウェブサイトから社史、CI/VIにいたるまで、さまざまな企業広告・広報物の企画・制作を手がける。手がけた社数は愛知県・岐阜県の企業を中心に200社を超える。 また、これまでにインタビューをした人数は約2000人に及ぶ。◆その他著書:『仕事にやりがいを感じている人の働き方、考え方、生き方。』(幻冬舎)

採用ブランディングについての無料相談受付中

採用ブランディング、採用ノウハウに関連する記事

採用ノウハウ
採用ブランディング事例紹介|採用数倍増!採用コスト半減!効果バツグンの採用ブランディング
採用ブランディング事例紹介|採用数倍増!採用コスト半減!効果バツグンの採用ブランディング
カテゴリー
採用ノウハウ採用事例採用ブランディング
採用ノウハウ
採用ブランディングにはどんなメリットがある?採用ブランディングを行う企業が増えている理由
採用ブランディングにはどんなメリットがある?採用ブランディングを行う企業が増えている理由
カテゴリー
採用ノウハウ採用ブランディング
採用ブランディング
人事担当にオススメ!採用ブランディングに役立つ!オススメ本 6冊
人事担当にオススメ!採用ブランディングに役立つ!オススメ本 6冊
カテゴリー
採用ブランディング

オンラインセミナー予約受付中!

人事担当・経営者向け|社員が活躍する、生産性の高い組織をつくる!~FFS理論 無料紹介セミナー~New!!
カテゴリー
定着・育成・マネジメント
勝負は冒頭5分間!!自社理解度が格段に上がる「自社プレゼントーク」研修
2024年新卒採用│勝負は冒頭5分間!!自社理解度が格段に上がる「自社プレゼントーク」研修
カテゴリー
新卒採用
【R4×人材研究所】変わる新卒採用 24卒・Z世代対応準備セミナー/特別講師:曽和利光氏
カテゴリー
新卒採用