従業員エンゲージメントとは?向上させるポイントやメリットを解説!
人材が流動的、人材が足りない現代において、企業と従業員の間のエンゲージメントを高めることに注目が集まっています。
ここでは従業員のエンゲージメントを向上させるポイントやメリットについて解説します。
- 1. 従業員エンゲージメント とは
- 2. 従業員エンゲージメントが重要視される背景
- 2.1. 終身雇用の崩壊による人材の流出
- 2.2. 非対面コミュニケーションの浸透
- 2.3. 社員のスキルアップへの期待
- 3. 従業員エンゲージメントを向上させるポイント
- 3.1. 企業理念・ビジョンを浸透させる
- 3.2. 納得性の高い人事評価制度にする
- 3.3. ワークライフバランスを整える
- 3.4. 社内コミュニケーションを活性化させる
- 3.5. 承認・称賛の文化をつくる
- 3.6. キャリア開発を支援する
- 4. 従業員エンゲージメントを向上させるメリットとは
- 4.1. モチベーション向上による職場の活性化
- 4.2. 離職防止に繋がる
- 4.3. 顧客満足度が向上する
- 5. 最近の記事
従業員エンゲージメント とは
近年、人事用語、ビジネス用語として「エンゲージメント」という言葉が浸透してきました。
英語の「engagement(エンゲージメント)」には約束、契約といった意味があり、
人事用語としての「エンゲージメント」は企業と従業員の間に信頼関係に基づいた繋がりを指します。
その上で「従業員エンゲージメント」とは、「愛社精神」とも言い換えられるような、企業や自身の仕事に対するモチベーションや帰属意識と定義できます。
従業員エンゲージメントが重要視される背景
終身雇用の崩壊による人材の流出
今や転職が当たり前になり、従業員は生涯一つの企業に勤めてキャリアアップする以外にも、
新しいキャリアチャンスを求めて転職するということも選択肢として一般的になりました。
企業としては経験・スキルを蓄積した人材が流出することなく、自社で長く働いてもらうことが重要となってきます。
そんな中、従業員エンゲージメントを向上させることは、従業員の自社への帰属意識が高めていくことになり、離職を防止し人材を確保することができます。
非対面コミュニケーションの浸透
ここ数年で急速にリモートワークが浸透したことで、非対面でのコミュニケーションが増えることとなりました。
非対面でのコミュニケーションは直接的なコミュニケーションと比べればどうしても希薄になりがちで、
結果従業員は会社への帰属意識や他の従業員への愛着を持つことが難しくなります。
こうしたことから、従業員エンゲージメントが下がらないように注視していく必要が出てきました。
社員のスキルアップへの期待
働き方の多様性や少子高齢化に伴い人材の確保が難しくなってくる中で、今いる従業員の経験やスキルを向上させることも重要になってきています。
その点、従業員エンゲージメントの高い従業員は仕事へのモチベーションや成長志向が高いため、自発的にスキルアップしていくことが期待できると言えるでしょう。
こうした従業員が増えれば増えるほど、企業全体が成長していくことに繋がっていきます。
従業員エンゲージメントを向上させるポイント
企業理念・ビジョンを浸透させる
従業員エンゲージメントを高めるためには、会社としての理念やビジョンを明確にすることが大切です。
そしてその企業理念やビジョンを従業員に浸透させることは、組織文化を形成し、共通の目標に向かって一体感を生むことに繋がります。
従業員が会社の方向性に共感しているほど、会社に対して貢献したいと思う気持ちは高まり、自身の仕事に誇りをもつことができます。
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納得性の高い人事評価制度にする
公平性の高い人事制度であることも重要です。
どれほど努力し成果をあげたとしても正当な評価を得られなかったら、会社に貢献しようと思うどころか、働くモチベーションを保つことができなくなります。
定期的に人事制度を見直したり、適切なフィードバックを行ったりすることで、評価への納得度を上げ、従業員の仕事への積極性や意欲を高めることが可能です。
ワークライフバランスを整える
ワークライフバランスが適切に整えられていると、従業員は仕事とプライベートの両方を充実させることができ、仕事に対するモチベーションを高めることができます。
従業員が休日を十分に取れない、長時間の残業が常態化してしまうと、その結果として心身の健康に悪影響を及ぼし、働く意欲を低下させてしまうことに繋がります。
様々な働き方があるこの時代においては、企業がワークライフバランスを重視し柔軟な労働条件や休暇制度を提供することは、
従業員の満足度を向上させ、優秀な人材を確保する上でも不可欠です。
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社内コミュニケーションを活性化させる
社内コミュニケーションが活発である場合、従業員同士が互いを理解し、信頼し合う環境が築かれます。
これは、チームの協力や共感を生み出し、結果として会社全体の協力精神を高めるのに役立ちます。
そのことが、従業員エンゲージメントを向上させることに繋がります。
承認・称賛の文化をつくる
上司・同僚が従業員の意見を聞いて取り入れたり、信頼して業務を任せたりすることや、
その人の頑張りが称賛されることも、従業員エンゲージメントを高めるポイントです。
従業員は自身を認めてもらえている、尊重してもらえていると思うと、それに報いようとして会社への貢献意識も高まります。
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キャリア開発を支援する
キャリア開発を支援することは、会社と従業員の双方に利益をもたらし、エンゲージメントを高める重要なステップです。
従業員のスキルを向上させることは、その人自身のキャリアにとって大きなメリットだけでなく、
会社にとっても優秀な人材を維持しビジネスの成果を向上させるのに役立ちます。
自身の成長を会社が望んでいると感じることも、従業員エンゲージメントを向上させるといえるでしょう。
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従業員エンゲージメントを向上させるメリットとは
ここまで従業員エンゲージメントを向上させるポイントをご紹介してきました。従業員エンゲージメントを向上させることで3つのメリットがあります。
モチベーション向上による職場の活性化
従業員エンゲージメントを向上させることで、従業員は自身の仕事に対して積極的に取り組み、会社に対する貢献意欲が高まります。
その上で新たなアイデアや提案を促すことで、業務プロセスの改善や新しいアプローチを会社に導入することもできるでしょう。
従業員のモチベーションが高まることは、職場の活性化につながり、組織全体にポジティブな影響をもたらすことが期待されます。
離職防止に繋がる
従業員エンゲージメントを向上させることは、従業員の会社に対する不安・不満を払拭し、自身の仕事や会社への貢献意欲が高めることに他なりません。
職場での関係性やコミュニケーションも円滑となっていくため、離職意向を持つことも少なくなり、組織にとって価値のある資産となってくれるでしょう。
顧客満足度が向上する
従業員エンゲージメントが高い従業員は、仕事にやりがいを感じ前向きな姿勢で仕事に取り組むため、提供される商品やサービスの品質向上に繋がります。
顧客に対しても親切かつプロフェッショナルな対応を行うことに繋がり、顧客はより満足感を感じてその会社に対して信頼度を高めます。
顧客満足度の向上からひいては業績構築にまで繋げることができるでしょう。
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