内定者研修はいつ、どのように行えば良い?目的・メリット・実施例をご紹介します
「内定者研修」とは、入社前に内定者に向けて実施する研修を指します。開催時期は内定式後の10月~11月。もしくは、入社直前の2月~3月など、企業によって異なります。また実施内容についても、同期や先輩社員との懇親会、マナー研修やビジネススキル研修、職場見学会など様々です。
内定者研修の必要性は感じているものの、いつ、どのように行えば良いか、お悩みの企業様も多いようです。そこで今回は、内定者研修の目的やメリット、効果的な研修の実例をご紹介します。
内定者研修の目的とは?
内定者研修は、なぜ実施する必要があるのでしょうか?実施の目的として挙げられるのは、主に2つ。内定者の「不安解消」と「早期戦略化」です。
内定者の不安解消
内定者の多くは、志望先の企業に内定が決まった後も、入社にあたって様々な不安を抱えています。仕事・職場生活をする上での不安についての調査結果によると、「仕事についていけるか」がトップ、「先輩・同僚とうまくやっていけるか」が2位となっています。
内定者研修に参加することで職場の様子が分かり、共に働く同僚や先輩とコミュニケーションが取れれば、内定者にとって大きな安心感に繋がります。
内定者の早期戦略化
もう一つの目的は、本格的に業務に入る前の準備です。内定者研修で社会人として必要なスキルを少しでも身につけることで、入社後のギャップを軽減することができます。
先述した通り、仕事・職場生活をする上で不安に感じることのトップは、「仕事についていけるか」でした。内定者研修で入社後に必要なスキルをつけることで成長実感を得ることができ、不安を払拭することができます。また、社会人としての最初の一歩が安心して踏み出せれば、入社後より早く活躍できるようになります。
内定者研修のメリットは?
内定者研修のメリットは主に以下の3つです。
1.内定辞退防止につながる
新卒採用における内定辞退率は、例年6割強で推移しています。内定者研修には、入社後、自分が働くイメージを持ってもらうという効果があります。結果的として、会社へのエンゲージメントが高まり、内定辞退防止に繋がります。
2.人間関係が構築できる
内定者同士はもちろん、先輩や上司になる社員と早い段階で交流することも大きなメリットといえます。懇親会や、研修のグループワークの意見交換を通して関係を構築することで、入社後の居場所をつくることができます。
3.入社前に必要なスキルが習得できる
例えば、パソコンスキル(Word・Excel・PowerPoint)やビジネスマナーなど、入社後すぐに活かせるスキルを身につけることは、内定者・企業の双方にとってメリットがあります。内定者は入社後に自分が活躍できるよう、スキルの習得に対する意欲が高く、内定者研修の実施を希望する割合は9割という調査結果も出ています。また、受け入れ側にとっては、育成負荷の軽減になります。
内定者研修の実施例
ここからは、内定者研修の実施例をご紹介します。
組織の適材適所で強みを活かし、一人でも多くの活躍する人を生み出そうとする理論です。個人の特性を明らかにし、どう関わると良いのかを見える化します。(無料セミナーはこちら)
組織は個性が違う人の集合であることを前提に、まずは自分の個性を知る。そして、相手の価値観を知り、受入れることの大切さと効果を理解します。
内定者同士ですら、異なる価値観を持っています。職場の上司先輩、お客様となると、価値観が違って当たり前です。このようなことを、コミュニケーションゲームと組み合わせながら、体系的に学んでいきます。グループワークの意見交換を通して、内定者同士、内定者と人事の距離が自然と縮まります。
< 人事担当者の声 >
● レクリエーションのような楽しめるワークで、自然と内定者同士の会話が生まれた。また、共通の話題が見つかるなど、人事担当者との距離も縮まった。
● 自分を知ることに興味がある世代(占いや心理テストが好き)なので、診断結果に興味を持ち、集中力を切らさず楽しんで参加できた。
● お互いの個性を知ることで、入社前に安心感を得られた様子だった。
●「人事担当者も自己開示をしてくれたことで、安心感に繋がった」という内定者の声があった。
● 今まで見えなかった内定者の個性を知ることができ、今後のフォローにも活かせる良い場となった。
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まとめ
今回は一例として、FFS理論を活用した内定者研修をご紹介しました。弊社では企業様のニーズや課題をもとに、研修をご提案しています。ご興味がございましたら、お気軽にお問合せください。
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