Ｒ４ブランド戦略室コラム│第14回「クリスマス商戦から考える、“選ばれる企業”の採用ブランディング」　

お世話になっております。株式会社Ｒ４です。
株式会社Ｒ４のブランド戦略室による
メールマガジン『人が集まる「ブランド思考」』を
お送りいたします。

企業に人が集まり、価値が伝わり、事業が育つ。
そのカギとなる「ブランディング」や「理念の力」について、
毎回さまざまな視点からお届けしてまいります。

人が集まる「ブランド思考」　第14回「クリスマス商戦から考える、“選ばれる企業”の採用ブランディング」

株式会社Ｒ４ブランド戦略室　室長　毛利大一郎

12月中旬、街はクリスマスムード一色になります。
イルミネーションが輝き、商業施設ではクリスマス商戦の真っただ中。
各ブランドがこぞってキャンペーンを打ち出し、
消費者の心をつかもうとしています。
この時期の広告やプロモーションを見ていると、
「企業が選ばれるためにどれだけ工夫しているか」がよくわかります。

クリスマス商戦では、単に「商品が良い」だけでは売れません。
消費者は似たような商品やサービスの中から、
自分にとって魅力的なものを選びます。
その際に決め手となるのが、
「ブランドイメージ」や「共感できるストーリー」です。

実際、多くの企業はこの季節を通じて
自社らしい価値観を発信しています。
その好例が、2023年にコカ・コーラが行った
ウィンターキャンペーン「世界にもっとサンタクロースを。」です。
この企画では、「誰もが誰かのサンタになれる」というメッセージを掲げ
人々の思いやりや優しさという普遍的な価値観を発信しました。
単なる商品訴求ではなく、“ブランドとして大切にしている想い”を
社会と共有した点が印象的です。
日本コカ・コーラ株式会社

この姿勢は、まさに採用ブランディングにも通じます。
求職者は今、給与や条件だけで会社を選びません。
「この会社で働く意味はあるか」
「ここなら自分らしく成長できるか」を重視しています。
つまり、企業が持つ価値観や描いている未来を発信する採用ブランディングは、
選ばれるための重要なカギになります。

企業理念や文化を“物語”として伝えることで、
「この会社で働きたい」という共感が生まれる。
それが、採用でも定着でも“選ばれる組織”になる第一歩です。
クリスマス商戦は、一年の中でも競争が激しい時期。
多くの企業が知恵を絞り、独自のストーリーで差別化を進めています。
「どうすれば選ばれるか」を真剣に考え、
自社ならではの魅力とストーリーを発信し続ける。
それは採用活動にも欠かせない視点です。

今年も残りわずか。
自社の“採用ブランディング”という名のキャンペーンを、
仕掛けてみてはいかがでしょうか。

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ご興味がある方はぜひご参加ください。