アルバイト募集|同じ給与額なのに、表記の変更だけで応募5倍!
今回ご紹介しますのは、フルタイムのアルバイト募集において、給与形態を変えることで応募件数が増えたという事例です。元々は「日給月給制(月給制ではあるが、月の勤務日数によって給与額が変わる給与形態)」として募集していた案件を「日給制」の募集に改めたところ、応募件数は何と5倍に増加しました。そこで本記事では、何故そこまで効果が変わったのかについて、時給以外の給与形態で募集されることが多い職種についての解説も踏まえながら考察していきます。
給与形態の表記変更で応募が増えた実例
【 募集概要 】
神奈川県内のプロ野球施設における、清掃リーダー
雇用形態はアルバイト、週5日(月21日)勤務の日給月給制
給与は1日につき1万円。学歴不問・未経験可の募集
【 募集媒体 】
タウンワーク(※) A2 計2週掲載
※「月給21万円/月21日勤務の場合(日給月給制)」との表記で1週掲載後
「日給1万円/月21日勤務。月収21万円可」との表記に変えて1週掲載
【 結果 】
検索結果一覧画面への登場回数/2.6倍にUP!(月給表記時:1112回、日給表記時:2930回)
求人詳細画面への遷移数/2.2倍にUP!(月給表記時:146回、日給表記時:322回)
応募数/5倍にUP!(月給表記時:1件、日給表記時:5件)
(※)『タウンワーク』についての媒体詳細は こちら
アルバイト募集×月給表記は相性があまり良くない
今回、実例としてご紹介した求人は、元々の条件が魅力的なものでした。正社員や契約社員でなくても月収20万円以上が可能で、応募にあたっては学歴も経験も不問。しかもプロ野球選手にまで会えてしまうという、言ってみれば “レア求人” です。それでも、月給表記での掲載時は「応募数:1」という厳しい着地に終わっており、社内でも驚く声が上がっていました。
その後、日給表記に変えることで効果が好転した訳ですが、こうした効果の変化を見ると、「そもそもアルバイトを探している求職者の方の多くは、月給制での勤務を想定していないのでは?」という仮説が考えられます。
現状、日本国内のアルバイト求人は、その多くが時給制・1勤務制・日給制のいずれかの給与形態を採用しています。しかし今回の求人に関しては、その枠を外れる「月給制」のアルバイトだったため、掲載先サイトや求人検索サイトの「検索結果一覧画面」への登場頻度も落ちてしまっていたかもしれません。
給与形態の表記変更でより検索される求人になった
また、給与形態の表記を日給制に変えたことで、「検索結果一覧画面」への登場頻度が上がると共に、現業系を中心とした「日給制」の仕事を希望している人へのリーチ率が改善された可能性もあります。求人媒体や求人検索サイトは近年、AI(人工知能)を用いた行動分析により、各ユーザーの志向により近い求人案件を上位表示させるよう進化しつつあります。そうした背景もあって、給与表記の見直しが応募者増に繋がったことも考えられます。
これらの仮説が正しいとすれば、応募効果をより確実なものにするためには、採用ターゲットとして狙っていく求職者が現状、どんな給与形態で働いているか…という点は、是非押さえておきたいところ。
以下の記事では、「1勤務制」や「日給制」で募集されていることが多い職種についてご紹介します。
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