インディード(Indeed)求人掲載を簡単解説!無料掲載・有料掲載の違い

更新日:2023年3月6日

Indeed(インディード)は料金なしで求人を掲載できるって本当?無料掲載・有料掲載って何?

初期費用・期間掲載費・採用成功費 0円(※2023年3月現在)で求人情報を掲載できる求人サイト・Indeed。TVCMやweb広告をご覧になって「無料なら試してみたい」とお考えの、企業の採用担当者様・人事担当者様も多いのではないでしょうか。

一方で、「本当に無料で掲載できるの?」「実は後から料金の請求が来るんじゃないの?」と、不安に思われた方も少なくないはず。今回はそんなインディードの求人掲載方法、無料と有料の違いについて解説します。

インディードに求人掲載する方法は無料と有料2種類ある

Indeedは、×-ワード検索に特化した求人サイトで、世界60か国以上で利用されているサービスです。

これまでの求人サイトとは異なり、求人を検索した際に、web上に公開されている様々な求人サイトの情報を集約して表示し、Indeedから各求人情報へアクセスができる仕組みなので、これまでの求人サイトよりも多くの求人情報を求職者に提示することが可能となっています。

インディードに無料で掲載する方法

結論からお伝えしますと、Indeed(インディード)では、求人情報を無料で掲載できます。Indeedの掲載プランには、利用料金が一切掛からない『無料掲載』と、広告費用を設定することで自社の求人情報をより目立たせられる『有料掲載』があります。この2つの掲載プランのうち無料掲載だけを利用すれば、料金はゼロになるという仕組みです。

Indeedを無料で掲載するための具体的な手順

無料掲載を利用するためには、以下2つの手順で行います。

①Indeedアカウントの開設
②『直接投稿ツール』を使った求人情報の登録

『直接投稿ツール』は、Indeedが提示するフォームに、求人の詳細(募集職種や雇用形態・勤務地・仕事内容など)および、企業名・採用担当者のメールアドレスなどをテキストで入力していくと、その内容を反映した求人情報ページをIndeed内に開設できるシステム。登録された求人情報は初回掲載の場合、72時間程度でIndeed内での掲載が開始されます。

具体的なアカウント開設と求人情報の登録の方法については、インディード社の公式ページをご参考にしてください。
Indeedのアカウント開設・無料求人の作成について

尚、Indeedに求人情報を掲載する方法には、この『直接投稿ツール』の使用のほか、「クローリング」というものもあります。これは、自社サイト等で既に公開している求人情報をIndeedに読み込ませることで掲載する方法ですが、原則として後述する有料掲載の利用者を対象としていますので、本記事では詳細を割愛させて頂きます。

インディード無料求人掲載の注意点・デメリット

Indeed内に自社の求人情報を料金ゼロで掲載できる無料掲載は、人材確保にお悩みの採用担当者様・人事担当者様にとって、心強い広告手段です。しかし、掲載料金が掛からない代わりに、実はいくつかの機能制限も設定されています。その機能制限について、代表的なものを3点ご説明します。

(A)掲載開始から一定期間経過で、求人原稿が表示されにくくなる

『直接投稿ツール』を使用してIndeedに掲載した求人情報には、掲載期間の設定がありません。自社のアカウントから公開終了処理をしない限りは、理論上、Indeed内に掲載され続ける…ということになっています。

しかし実態としては、無料掲載の場合、掲載開始から一定期間が過ぎると、求職者(仕事を探しているIndeedユーザー)が求人検索をおこなった際に表示されにくくなる…という現象も起きています。Indeedは今や、1秒あたり約10件の求人情報が新たに登録されるほど、大規模な求人検索プラットフォームとなりました。そのため広告費を掛けておらず、かつ、登録日が一定以上古い求人情報については、Indeed側が「求職者に利しない」と判断し、『検索結果一覧画面』での表示優先度を下げている可能性があります。

(B)『職種名』で使える言葉が限定される

ここで言う『職種名』とは、求人情報のタイトルに当たるもの。例えば「土日のみの勤務も可能なカフェスタッフ」「毎年昇給する施工管理スタッフ」などで、インディード(Indeed)の『求人検索結果一覧画面』では太字で表示されている一文です。

求職者にとってIndeedは、キーワードを元に仕事情報を探せる求人サイトです。自身が「これだけは外せない!」と考えている要素を入力し検索すると、『検索結果一覧画面』に表示される求人情報は、その「外せない」要素を満たした案件ばかりになるはずです。そして、求人情報を掲載する企業側にとって、『検索結果一覧画面』で自社の求人情報と肩を並べる求人は、共通項を持つ競合案件に当たりますので、この並びの中でより目立つために『職種名』の工夫が必要になってくるのです。

ところが無料掲載では、この『職種名』に一部の単語が使えないようになっています。一例を挙げますと、「募集」「OK」「残業」などなど…。つまり、これらを含む「経験者募集」「高校生OK」「残業なし」といったフレーズは、無料掲載では職種名に入れることができません。そのため、無料掲載の状態で『検索結果一覧画面』で目立つためには、こういった語を含まない形で、魅力的な『職種名』を考える必要が出てくるのです。

(C)発見性が低い、求職者への露出が少ない

『検索結果一覧画面』で、1ページ目・2ページ目といった上位に表示される求人情報は、その多くが有料掲載されているものです。見分け方は、検索結果一覧画面の各求人情報に『スポンサー』と表示されているかどうか。『スポンサー』と表示されていれば有料掲載による露出で、『スポンサー』の代わりに『○日前』『○時間前』などと表示されていれば、それは無料掲載による露出です。競合案件が多ければ多いほど、上位表示を勝ち取ることは難しくなり、無料掲載であればその難易度はさらに上がることになります。

以上3点が、無料掲載ではできないことです。一言でまとめるならば、無料掲載は有料掲載に比べて、「検索結果一覧画面で目立てない」と言えるでしょう。しかし逆に言えば、こうした問題は有料掲載に切り替えさえすれば解消できるのです。

インディードに有料で求人掲載をする方法

Indeed(インディード)の有料掲載、すなわち“スポンサー求人広告”はどのような料金体系なのかを見ていきましょう。
料金プランは、『クリック課金型』の仕組みとなっています。Indeedでスポンサー広告として掲載したい原稿を指示しておき、その自社求人がクリックされる(閲覧される)度に費用が発生します。そのため、原稿が閲覧されない(クリックされない)と、費用が発生することはありません。

Indeedの料金、クリック課金について

インディード有料求人掲載の費用

無料掲載に比べると、検索結果一覧画面で求人情報を目立たせやすく、上位表示もしやすくなる有料掲載。では、実際にはどのくらいの料金(広告費)が掛かるのでしょうか?

以下では弊社でIndeedの有料掲載をお手伝いさせて頂いた募集案件において、採用目標の達成までに掛かった広告費の実例をご紹介します。

インディードの広告費用の目安、具体的な採用単価事例

採用単価の事例

(A)瀬戸市勤務。製造業事務/パート(フルタイム)
 採用目標2名。達成までに掛かった広告費:約8万4,000円

(B)名古屋市勤務。労務スタッフ/契約社員(週3日・経験者採用)
 採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約4万3,000円

(C)扶桑町勤務。クリニック医療事務員/正社員
 採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約1万1,000円

(D)名古屋市勤務。看護助手(病院内での介護・経験者募集)/正社員
 採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約30万円

(E)高浜市勤務。大型ドライバー/正社員
 採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約25万円

(F)大垣市勤務。中型ドライバー/正社員
 採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約3万8,000円

※データは過去の例であり、弊社の運用代行において同等の費用対効果を保証するものではございません。

インディードの料金(広告費)には幅がある

ご覧の通り、採用目標の達成までに掛かる料金(広告費)には大きな幅があります。これはIndeedの有料掲載を活用した採用活動の場合、採用目標の達成までに掛かる広告費が、募集案件の採用難易度に比例しやすいためです。

例えば、(D)の看護助手さんの募集は、応募に際して介護職の実務経験を必須とする案件でした。そのため採用活動においては、超・採用難である介護業界と勝負する必要があり、加えて、競合案件の多い名古屋市内での勤務でしたので、求人原稿内での魅力出しや課金ペースの調整をしながらの長期戦となり、結果として広告費が前述の金額に至りました。

一方で、同じ医療業界である(C)の医療事務員さんの募集は、無資格・未経験者も採用対象としていた案件で、更に職員向けの特典として、系列施設でのエステ施術が大幅に割引されるという福利厚生がありました。こういった特徴もあって、有料掲載開始直後から応募が立て続けに入り、結果として掲載期間が短く済んだこともあって、広告費を抑えることができました。

この(C)の求人のように、明確な特長を持つ求人は、広告費が比較的安く済む傾向にあります。魅力的な福利厚生が用意されていたり、雇用元企業が有名であったり、残業がない・休日が多い・相場に比べて給与が高いなど、誰が見ても明らかに魅力的な仕事であれば、ひょっとしたら無料掲載だけでも採用できてしまうかもしれません。

ですが、そうではない仕事で採用目標を達成するためには、何らかの “工夫” が必要となります。そして、検索結果一覧での魅力だしや上位表示がしやすくなる有料掲載は、その “工夫” の一つとして使える手段なのです。

インディードの求人掲載予算は自分で設定可能!

予算の上限を自分で設定することが可能なので、自社の予算の範囲内でIndeedでの求人掲載ができます。予算を使いきるまでは有料広告枠で、予算を使い切った後は無料の広告枠での掲載に切り替わります。

 インディードで1人採用するための費用の算出方法

Indeedでの採用にかかる費用を把握するために、把握しておくべき式はこちらです。

 クリック数×応募率×入社率=採用人数

下記条件で採用単価にかかる費用を算出すると、

  • クリック単価200円
  • 応募率1%
  • 採用率(採用数÷応募率)50%

・1人採用するのに必要な応募数の算出 :採用人数1人÷採用率50%=必要応募数2人

・2人の応募を獲得するのに必要なクリック数を算出 :応募数2人÷応募率1%=クリック数200

・200クリックを獲得するために必要なコストの算出 :クリック数200×クリック単価200円=40000円

上記の式に当てはめると、Indeedでの1人当たりの採用予算を算出することが可能です。

インディードの求人掲載で成果を出すために『運用』が必要

設定や求人原稿などを作成し、インディードに有料掲載できたとしましょう。しかし、実際に『採用成果』に結びつけるためには、掲載開始がゴールではなく、掲載開始してからがスタートです。

具体的には、WEB広告運用の知見が必要です。上述したように「クリック課金制」ですので、クリック単価を抑えて求人閲覧を促し、またターゲットにマッチする方から応募をしてもらうための魅力的な原稿テキストが必要です。
掲載開始後から、金額の調整や、原稿の修正などを自由に行える仕組みですので、現状の数値(原稿閲覧状況、応募状況)を分析しながら、採用成果を目指していく特長の求人掲載手法です。

インディードへの有料求人掲載は広告代理店に委託できる

インディードとは、企業の採用担当が自分でアカウント開設を行い、求人掲載ができ、また有料での課金ができる便利な仕組みです。1ヶ月あたりの上限金額を設定しておくこともできますので、そうしておけば、想定以上に費用が発生してしまった、ということはありません。請求は月単位で、掛かった広告費だけの支払いとなりますので、「まずはどんなものか試してみたい」という企業様であれば、自社でのIndeed有料掲載を検討してもよいでしょう。

ただ、上記のように、インディードに有料求人掲載で採用成果を出そうとすると、以下のようなノウハウが必要になります。

①費用をどのくらいで掲載(運用)すればよいのか。
②アカウント開設などのインディード上でのシステム設定
③求人原稿の作成(コピーライティング)、写真撮影
④掲載後の運用

仕組み上は、企業様にとって導入ハードルも低く、試しやすいサービスなのですが、実際には求人のノウハウが豊富な企業様の方が少なく、またパワーもかかるため、インディードを有料掲載する企業様のほとんどは、上記のノウハウを持った、『運用代理店』に、運用を委託しているケースがほとんどです。

求人広告代理店にIndeed有料掲載を依頼する際の費用は、運用代理店により様々ですが、おおよそ広告費用の10~30%程度が相場と言われています。例えば、20万円の広告費で掲載する場合、運用費が20%の企業に依頼すると、運用費4万円の計24万円となります。割高に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この金額には多くの場合、1クリック毎に引き落とされる広告費のほか、掲載開始手続きの代行に伴う手数料や求人広告原稿の制作料、そして、掲載期間中のシステムトラブルのモニタリング等もカバー。そう考えると、Indeedを使った採用活動に不慣れな企業様にとって、求人広告代理店は心強い存在となり、結果的に採用コストを抑えられている企業様がほとんどです。

もちろん弊社・R4でも、Indeed有料掲載の代行を承っております。ご掲載について相談したい場合は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

更に詳しいインディードのサービス紹介をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

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