採用担当が辛い…!と思ったときの具体的な解決策

採用担当は企業が成長するためには欠かせない存在です。しかし、近年の働き方改革や採用手法の多様化から、採用担当の業務量が増加しています。

この記事では近年の採用担当の辛い状況や、採用担当が辛いと感じる具体的な事柄をまとめています。そして、辛い状況を改善・打破するための方法を紹介していますので、今が辛いと感じる採用担当の方はぜひチェックしてみてください。


そもそも採用担当の業務とは、採用の難しさとは

現代の採用担当の業務とはどのようなものなのでしょうか。実は今の採用担当は、従来の求人サイトに自社の募集を載せて、エントリーを待っているだけの業務ではないのです。

ここでは変わりゆく市場や法律、技術に対応しながら優秀な人材を見つけなければいけない採用担当の業務の難しさを紹介します。

働き方改革もあり、より一層採用難に

採用活動を担っている人事部では現在、働き方改革への対応に追われています。有給休暇の取得義務化や時間外労働の上限規制などの法改正に伴い、社内の労務管理の早急な変更が求められているのです。

人材の数に余裕がない中小企業の採用担当は、働き方改革の対応をしながら採用活動もしなければいけない状況にあります。

変化し続ける採用マーケット、テクノロジーに対応していく必要がある

近年、日本の採用マーケットは日々変化しています。厚生労働省の調べによると、日本の有効求人倍率は2009年より増加傾向にあります。今では企業が求職者を「選ぶ」時代から、企業が求職者に「選ばれる」時代に変化したと言われているのです。そのため、企業が応募者を集めるために努力をしなければいけないのが、今の採用マーケットということです。

そのような現代の採用マーケットの中で、企業は最新のテクノロジーにもついていかなければいけません。今の求職者は、ほとんどの情報をスマートフォンなどのインターネットから入手しています。企業は求職者に自社の情報が届くよう、自社サイトはもちろんのこと、各種転職サイトやSNSなどのさまざまな媒体を使いこなす必要があるのです。

現代の採用担当は、進化するテクノロジーや変わりゆく採用マーケットに対応しながら、他社より優れた採用活動を行わなければなりません。

採用手法は多様化している

「採用手法の多様化」も採用業務を難しくしている要因のひとつです。従来の採用手法であれば、求人サイトの採用募集を載せることで応募者を集めることができました。しかし、現在は転職サイトやSNSなど、さまざまなところで求人が行えるようになりました。採用担当は、より優秀な人材を採用するために、さまざまな手法を使って自社の採用情報を発信しなければいけないのです。

採用担当者が辛いと感じる具体的なこと

さまざまな変化に対応しなければいけない採用担当ですが、どんなことを辛いと感じているのでしょうか。先ほど紹介した業務の多忙さ以外にも、採用担当が辛いと感じることがいくつかあります。

採用目標に対するプレッシャー

まずは採用目標に対する社内からのプレッシャーです。多くの企業では毎年「どういった人材を何人採用したい」といった採用目標が決められています。昨今の採用マーケットの中で、現場が求めている人材を的確に採用することは極めて困難です。

そのため採用担当には、上層部や現場からのプレッシャーと実際の採用現場との間で板挟みになってしまうという辛さがあります。

採用の仕事は他部門の人に理解されづらい

採用の仕事は会社にとってとても大切な仕事にもかかわらず、社内の多くの人からその重要さを理解されづらいといった現実があります。採用担当の仕事はその会社のメインの製品やサービスと直接的な関わりがなく、その成果を評価されにくいのです。中には、採用担当を楽な仕事ととらえている人もいるようで、そのような誤解をされた採用担当は辛い思いをするでしょう。

内定辞退されてしまう

自身が時間をかけて選んだ内定者に内定を辞退されてしまうことも、採用担当が辛いと感じる瞬間の一つです。近年、企業が求職者に選ばれる時代に変化したことで、新卒採用で内定辞退をする学生が増えています。採用担当は内定を辞退されると、そこまでの採用活動がすべて無駄になってしまい、新たな内定者の選定が必要になります。

しかし、内定辞退を恐れて内定を出すのが遅くなれば、優秀な人材はすぐに他社にとられてしまうのです。

スケジュールを自分で決めづらく長時間労働になりやすい

採用担当は業務スケジュールを自分で決めづらく、長時間労働になりやすい傾向があります。面接会場の空き状況や応募者のスケジュールなど、採用活動は社外の影響を受けやすく、自身でスケジュールを決めることがとても困難になっています。

また新卒採用や中途採用は時期が決まっており、ピークの時期には業務が集中し長時間労働になりがちです。

採用担当の辛さを解消するための施策

膨大な業務量や仕事内容の特殊さから、辛いことの多い採用担当ですが、その辛さを解消するためにはどうしたらよいのでしょうか。ここからは新しいシステムの導入や社内外にサポートしてくれる人を作ったりと、採用担当の辛さを解消する施策を紹介していきます。

採用管理システム(ATS)導入で実務負荷を下げる

採用管理システム(ATS)を導入することで、採用担当の業務の一括管理が可能になります。採用管理システムとは、企業の採用活動における「求人公開」から「内定」までの業務を一元化し作業の効率化を可能にするシステムです。

現在の多様化する採用手法のなかで、応募者数が多いほど採用担当がこれらの情報管理をするのは難しくなります。採用管理システムであれば、複数の応募経路から集まった応募者も一括で管理でき、採用担当の実務不可を下げることにつながります。

採用活動の一部をアウトソーシング(外注)する:RPO

採用活動の一部を外部の採用代行業者に委託することでも、採用担当の負担を軽減できます。RPOとも言われ、近年は非常に浸透したサービスです。企業の採用を社外に委託することは、一見リスクが大きいように感じます。しかし、外部委託は採用担当の業務軽減以外にもメリットがあるのです。採用代行や人材サービスの会社には、採用や人材に関する経験や知識が豊富にあります。そのため、彼らのノウハウを実際に見ることで、自社の採用方法の改善につなげることもできるのです。

相談できる採用支援パートナー(コンサルティング会社)を探す

採用担当の業務が辛いときは、採用支援パートナー(コンサルティング会社)に相談することも検討しましょう。採用担当の業務が辛いときは、採用のプロセスを見直し、業務改善を行うことが大切です。しかし社内の検討だけでは、過去から行ってきた採用プロセスの問題点を見つけることは非常に困難です。

コンサルティング会社に相談することで、社外の客観的な意見を取り入れ、より効率的な採用プロセスを見つけることが可能になります。

社内に協力体制を作る

社内に協力体制を作ることができれば、採用担当の負担は軽減することができます。業務が辛いときは、1人で抱え込まずに周りに相談しましょう。人事部内には、過去に採用担当を経験していた人がいるかもしれません。周りに相談することで、社内で協力してくれる人が現れることがあります。

採用担当の業務が辛いときは社内に協力体制を作り、自身の負担を軽減することも大切です。

人事交流、異業種交流ができる場へ参加する

人事交流や異業種交流ができる場に参加することでも、採用担当の業務軽減につながることがあります。先述の通り、現在の採用マーケットや各社の採用手法は日々変化しています。人事交流や異業種交流をすることで、社内にいるだけでは気が付かない新しい発見をすることができます。そこで得た発見が採用担当の業務を大きく改善することもあるのです。

採用担当の辛い状況を打破するためのスキル

前章では、採用担当の辛さを解消する方法を紹介しました。しかし、予算不足や人材不足などが原因で、これらの施策がとれない企業があることも事実です。では採用担当の辛い状況を打破するには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。最後に、採用担当の辛い状況を打破するために必要なスキルを紹介します。

社内調整力

採用担当は社内調整力を身に着けることで、採用業務をスムーズに行えます。採用業務には採用したい人材の要件や面接のスケジュール調整など、各部署の責任者とコミュニケーションをとる場面が多くあります。この社内の調整が、採用担当の業務を大変にしているというケースがよくあるのです。

社内調整力を身に着けることで、これらの業務を円滑に進め、辛い状況を打破することにつながります。

営業力、折衝力

営業力と折衝力も採用担当に必要なスキルです。採用担当は、社内の各部署の責任者や社外の求職者などのさまざまな立場の人と関わります。各部署が望むさまざまな人材像に折り合いをつける折衝力や、優秀な人材に自社の魅力を伝える営業力を駆使することで、周りから評価される採用活動が行えます。

まとめ

この記事では、近年の採用担当が置かれている辛い状況をまとめ、その辛さを解消・打破する方法を紹介しました。

採用担当は、企業が成長していくうえで欠かせない存在です。しかし、現在の採用マーケットの変化やテクノロジーの進化に伴い、採用担当の業務が難しく辛いものになっています。

採用担当の業務が辛いときは、外注の利用や社内外に相談をするなど、本記事で紹介した方法を実施してみてください。またこれから採用担当になる方は、辛い状況を打破できるように、社内調整力などの必要なスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。

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