転職きっかけは?世代別・男女別に徹底分析!

「転職理由なんてどうせ給料だろう」と思われがちですが、性別や世代によって重要視するポイントは変わります。ライフスタイルによる違いもありますが、男女でライフイベントに伴う生活スタイルの変化が異なる為、給与・拘束時間・仕事内容など、その時満たされない点が不満となり「転職理由」となります。厚生労働省調査の「転職者が前職を辞めた理由」を基に性別毎・年齢毎に数値化した表を参照しながら個人的理由を中心に数値が高い箇所を赤枠で囲っており(※区分内、その他の個人的理由は除く)、こちらを元に性別・世代毎の転職理由を解説していきます。

転職きっかけ│男性×年齢別

男性は女性より世代毎で転職理由の傾向が変わります。採用活動をする際は「人間関係」や「勤務時間等の働き方」、「収入」などひと通り抑えながらも、どの世代をメインターゲットにするかで強く訴求するポイントを選定する必要があります。また多くの企業がメインターゲットにおく20代後半から30代前半は仕事内容に興味が持てるかを重要視する為、「仕事の魅力」・「やりがい」なども丁寧に伝える必要があります。

10代

転職理由は断トツで「職場の人間関係」です。高校生は学生から新社会人となり、年齢が大きく離れた世代とのやりとりが増えることで、上司と部下の関係やチーム内など人間関係に悩む傾向があるようです。

20代前半

引き続き若い世代は人間関係に悩むようです。特に大学生は初めての就職で10代と同じ壁にあたり転職を考えます。またこの世代の特徴は収入面よりも「労働時間」「休日」を重視する傾向があり、ガツガツ働いて稼ぐよりもプライベートを大切にするようです。

30代前半

20代後半と同じく「結婚」「育児」など私生活が大きく変わる世代です。特に家庭を持つことで「働き方」を変えたいと考える方が増える傾向にあります。また「仕事に対するやりがい」もポイントになるようです。

30代後半

家庭が持つ方がより増え、育児に携わる機会が多くなる為「働き方」を重視する方が多いようです。またこの年(令和3年)コロナの影響もあるかと思いますが、会社の将来を考えて「安定感」を重要視する方が増える傾向があります。

40代

管理職となりマネジメントに携わる機会が多くなる年代。部下との関係や上司との板挟みなど人間関係に悩む傾向があります。また長年勤めた会社からの「評価に不満を抱く」・キャリアを活かして転職したが「能力が活かせなかった」・またそれに伴って「収入面に不満持つ」といった転職理由も想定されます。

50代

50代前半は引き続き人間関係に悩むようですが、後半に入ると働き方を変えたいという理由で転職活動をされる方が増加しております。仕事・収入よりも「プライベートの時間を重要視」する方が増える傾向があります。

60代

定年を迎える方が増え、仕事から離れたり正社員ではなくパートタイマーでプライベートの時間を重視しながら働く方が増える傾向にあります。

転職きっかけ│女性×年齢別

男性との大きな違いはほとんどの世代で人間関係を理由に転職を考える方が多いようです。「社内の雰囲気」「上司と部下の関係」「同世代の存在」などがポイントになります。また結婚・出産といったライフイベントにより、家事や育児に携わる機会が多くなる為、幅広い年齢で「働き方」を重要視する傾向もあります。

10代~20代

男性は10代、20代前半、20代後半とそれぞれ転職理由は変わりますが、この世代の女性は特に「働き方」を重要視する傾向があるようです。仕事とプライベートの両立を考え、私生活も大切にするといった考えを持つ方が多いです。また20代後半は結婚をきっかけに転職を考える方が各年代で一番多くなっており、上記で述べた「働き方」など結婚でやむ追えない事情を解決することがポイントになるようです。

30代前半

引き続き人間関係、労働時間を重視する世代ですが、収入面を意識する方も増える世代です。キャリアを活かして転職により収入をUPしたい、今より稼ぎたいといった考えがあるようです。「給与面」「能力に応じた評価報酬」もポイントになるようです。

30代後半

この世代の特徴は、「職場での人間関係」の数値が上がっております。出産・育児を経て社会復帰をする方が多く、久しぶりの社会人として人間関係に悩むようです。ブランク明けの主婦が多く活躍していたり、急な家庭の用事に対する会社のサポート体制もポイントになるようです。

40代

子どもに手がかからなくなり、社会復帰される方がより増える世代です。人間関係に悩む方が30代よりも増えております。また40代前半の特徴は「収入面」の数値が増えており、子どもの学費などに充てる為に収入を重視されて、男性と同じくキャリアに伴った収入が得られていないなどの理由で転職を考える傾向があります。

50代

子育ての落ち着きと共に時間が出来、労働時間や休日など「働き方」を重視する方はやや減る傾向にあるようです。特徴は能力や資格が活かせなかったなど、キャリアと自己・会社の評価とのギャップに悩む方が増えている点です。自分にあった仕事を探す傾向あるようで、どういった個性・能力がこの仕事でどう活かせるか、どういった方が活躍しているか、また会社からの評価もポイントになります。

60代

男性と同じく定年を迎える方が増え、仕事から離れてパートタイマーでプライベートの時間を重視しながら働く方が増える傾向にあります。

転職きっかけ まとめ

採用成功をする為のポイントは、まず「ターゲットを明確にし」、対象者の思考やライフスタイルを想定した上で、自社の強みと照らし合わせて伝えるべきポイント整理し、分かりやすく発信することです。

この記事を書いた人

井奈波 友人 / 営業

得意とする領域は中途採用、特に正社員領域です。求人は良い原稿を作って掲載して終わりではありません。当たり前ですが採用成功こそが最初のゴールです。お客様が納得していただける採用をする為に何が必要かを徹底的に考え、時には給与の見直しや働き方の改善もご提案させていただきます。データ・経験・知識を駆使して「人が集まる会社づくり」をお客様と共に目指します。

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