【解説】Indeedへの無料掲載の方法と有料掲載との違い

Indeedは、初期費用や掲載費、採用成功費がゼロ(※2025年10月現在)で利用できることから、多くの企業の採用担当者・人事担当者に注目されています。
「まずは無料で試してみたい」と考える方も多い一方で、「本当に料金はかからないの?」「後から費用が発生するのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。本記事では、Indeedの無料掲載と有料掲載の違いを分かりやすく解説するとともに、実際に有料掲載を行った場合の料金の目安や運用のポイントについても紹介します。
これを読めば、採用担当者として自社に合ったIndeedの活用方法をしっかり理解でき、採用活動の戦略立案に役立てることができます。
この記事のポイント
- 無料掲載は費用ゼロで掲載でき、手軽に求人を始められる
- 有料掲載はクリック課金型で、予算内で効率的に採用活動ができる
- 採用単価の目安や費用算出方法を知ることで、計画的な採用が可能
- 運用のポイントや代理店活用方法を押さえて、採用成果につなげる
\採用にお悩みの方は、お気軽にご相談ください/
インディードは無料掲載と有料掲載の2種類がある
Indeedでは、求人情報を掲載する方法として「無料掲載」と「有料掲載」の2種類があります。
それぞれ特徴や使い方が異なるため、自社の採用目的や予算に応じて選ぶことが大切です。
| 項目 | 無料掲載 | 有料掲載 |
|---|---|---|
| 掲載料金 | 0円 | クリック課金型(予算内で調整可能) |
| 表示優先度 | 低め | 高め(上位表示されやすい) |
| 求人原稿の自由度 | 一部制限あり | 制限なし |
| 求職者への露出 | 少なめ | 多め |
次のセクションでは、無料掲載と有料掲載それぞれの具体的な手順やメリット・注意点について詳しく解説します。
ここで違いを理解してから、自社に合った方法を選ぶと効率的に求人活動ができますよ。
Indeedで無料掲載する方法
Indeedでは、アカウントを開設して「直接投稿ツール」を使うことで、求人情報を無料で掲載できます。
ここでは、具体的な手順と注意点を順番に解説します。
アカウント開設方法

無料掲載を始めるには、まずIndeedのアカウントを作成する必要があります。
手順はとってもシンプルです。
Indeed アカウント開設手順
- Indeedの公式サイトにアクセス
- 「企業アカウントを作成」から必要情報を入力(会社名・メールアドレス・パスワードなど)
- 登録したメールアドレスに届く確認メールでアカウントを有効化
これで、求人情報を投稿できる準備が整います。
「直接投稿ツール」の使い方
アカウントを開設したら、次は「直接投稿ツール」を使って求人を掲載します。
Indeed 直接投稿ツールの手順
- 直接投稿ツールにログイン
- 募集職種や雇用形態、勤務地、仕事内容などを入力
- 企業情報(会社名・担当者メールアドレスなど)を登録
- 内容を確認し、投稿を完了
初回掲載の場合、通常72時間程度でIndeed内に求人情報が反映されます。
※自社サイトにある求人情報を読み込む「クローリング」という方法もありますが、原則として有料掲載を利用する場合が対象です。
Indeed直接投稿のメリット・デメリット|クローリングとの違い
そもそもIndeedの直接投稿ってどんなもの?という内容から、どんなメリットデメリットがあるのか、クローリング(採用サイト)との違いについて解説します。
無料掲載の注意点・デメリット
無料掲載は費用ゼロで始められる魅力的な方法ですが、いくつか注意点もあります。
Indeed 無料掲載の注意点・デメリット
表示順位の低下
無料掲載の求人は、時間が経つと検索結果で表示されにくくなることがあります。新しい求人や有料掲載に比べて上位表示されにくいため、求職者の目に触れる機会が減ります。
職種名の制限
求人タイトルに使える言葉が一部制限されています。「募集」「OK」「残業」などのフレーズは使用できないため、検索結果で目立つためには工夫が必要です。
求職者への露出の少なさ
無料掲載は検索結果で上位に表示されにくく、求職者に見てもらえる機会が少なめです。競合案件が多い場合は特に注意が必要です。
表示順位の低下
『直接投稿ツール』を使用してIndeedに掲載した求人情報には、掲載期間の設定がありません。自社のアカウントから公開終了処理をしない限りは、理論上、Indeed内に掲載され続ける…ということになっています。
しかし実態としては、無料掲載の場合、掲載開始から一定期間が過ぎると、求職者(仕事を探しているIndeedユーザー)が求人検索をおこなった際に表示されにくくなる…という現象も起きています。Indeedは今や、1秒あたり約10件の求人情報が新たに登録されるほど、大規模な求人検索プラットフォームとなりました。そのため広告費を掛けておらず、かつ、登録日が一定以上古い求人情報については、Indeed側が「求職者に利しない」と判断し、『検索結果一覧画面』での表示優先度を下げている可能性があります。
職種名の制限
ここで言う『職種名』とは、求人情報のタイトルに当たるもの。
例えば「土日のみの勤務も可能なカフェスタッフ」「毎年昇給する施工管理スタッフ」などで、インディード(Indeed)の『求人検索結果一覧画面』では太字で表示されている一文です。
求職者にとってIndeedは、キーワードを元に仕事情報を探せる求人サイトです。自身が「これだけは外せない!」と考えている要素を入力し検索すると、『検索結果一覧画面』に表示される求人情報は、その「外せない」要素を満たした案件ばかりになるはずです。
そして、求人情報を掲載する企業側にとって、『検索結果一覧画面』で自社の求人情報と肩を並べる求人は、共通項を持つ競合案件に当たりますので、この並びの中でより目立つために『職種名』の工夫が必要になってくるのです。

ところが無料掲載では、この『職種名』に一部の単語が使えないようになっています。
一例を挙げますと、「募集」「OK」「残業」などなど…。
つまり、これらを含む「経験者募集」「高校生OK」「残業なし」といったフレーズは、無料掲載では職種名に入れることができません。
そのため、無料掲載の状態で『検索結果一覧画面』で目立つためには、こういった語を含まない形で、魅力的な『職種名』を考える必要が出てくるのです。
求職者への露出の少なさ
『検索結果一覧画面』で、1ページ目・2ページ目といった上位に表示される求人情報は、その多くが有料掲載されているものです。
見分け方は、検索結果一覧画面の各求人情報に『スポンサー』と表示されているかどうか。
『スポンサー』と表示されていれば有料掲載による露出で、『スポンサー』の代わりに『○日前』『○時間前』などと表示されていれば、それは無料掲載による露出です。
競合案件が多ければ多いほど、上位表示を勝ち取ることは難しくなり、無料掲載であればその難易度はさらに上がることになります。
以上3点が、無料掲載ではできないことです。一言でまとめるならば、無料掲載は有料掲載に比べて、「検索結果一覧画面で目立てない」と言えるでしょう。
しかし逆に言えば、こうした問題は有料掲載に切り替えさえすれば解消できるのです。
Indeed有料掲載の仕組み

Indeedの有料掲載(スポンサー求人広告)は、クリック課金型で求人を目立たせられる仕組みです。
無料掲載の制約を解消し、より効率的に採用活動を進めるためには、仕組みや費用、運用方法を理解することが重要となります。
クリック課金型広告の仕組み
Indeedの有料掲載では、求人がクリックされるたびに費用が発生する「クリック課金型(CPC)」が採用されています。
閲覧されてもクリックされなければ費用は発生せず、予算上限を設定することで、企業のコスト管理も容易です。
Indeed有料掲載の費用目安
有料掲載の広告費は、募集職種や勤務地、採用難易度によって変動します。
参考までに、以下の採用単価事例を紹介します。
採用単価の事例
- (A)瀬戸市勤務。製造業事務/パート(フルタイム)
採用目標2名。達成までに掛かった広告費:約8万4,000円 - (B)名古屋市勤務。労務スタッフ/契約社員(週3日・経験者採用)
採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約4万3,000円 - (C)扶桑町勤務。クリニック医療事務員/正社員
採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約1万1,000円 - (D)名古屋市勤務。看護助手(病院内での介護・経験者募集)/正社員
採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約30万円 - (E)高浜市勤務。大型ドライバー/正社員
採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約25万円 - (F)大垣市勤務。中型ドライバー/正社員
採用目標1名。達成までに掛かった広告費:約3万8,000円
※データは過去の例であり、弊社の運用代行において同等の費用対効果を保証するものではございません。
※求人の特徴や福利厚生、応募条件によっても必要な広告費は大きく変わります。
採用目標の達成には「工夫」が必要
ご覧の通り、採用目標の達成までに掛かる料金(広告費)には大きな幅があります。
これはIndeedの有料掲載を活用した採用活動の場合、採用目標の達成までに掛かる広告費が、募集案件の採用難易度に比例しやすいためです。
例えば、(D)の看護助手さんの募集は、応募に際して介護職の実務経験を必須とする案件でした。
そのため採用活動においては、超・採用難である介護業界と勝負する必要がありました。
加えて、競合案件の多い名古屋市内での勤務でしたので、求人原稿内での魅力出しや課金ペースの調整をしながらの長期戦となり、結果として広告費が前述の金額に至りました。
一方で、同じ医療業界である(C)の医療事務員さんの募集は、無資格・未経験者も採用対象としていた案件です。
更に職員向けの特典として、系列施設でのエステ施術が大幅に割引されるという福利厚生がありました。
こういった特徴もあって、有料掲載開始直後から応募が立て続けに入り、結果として掲載期間が短く済んだこともあって、広告費を抑えることができました。
この(C)の求人のように、明確な特長を持つ求人は、広告費が比較的安く済む傾向にあります。
魅力的な福利厚生が用意されていたり、雇用元企業が有名であったり、残業がない・休日が多い・相場に比べて給与が高いなど、誰が見ても明らかに魅力的な仕事であれば、ひょっとしたら無料掲載だけでも採用できてしまうかもしれません。
ですが、そうではない仕事で採用目標を達成するためには、何らかの 「工夫」 が必要となります。
そして、検索結果一覧での魅力だしや上位表示がしやすくなる有料掲載は、その 「工夫」 の一つとして使える手段なのです。
採用単価の計算方法
Indeedでの採用単価は、次の式で算出可能です。
採用単価の計算式
クリック数 × 応募率 × 入社率 = 採用人数
採用単価の計算例
・1人採用するのに必要な応募数の算出 :採用人数1人÷採用率50%=必要応募数2人
・2人の応募を獲得するのに必要なクリック数を算出 :応募数2人÷応募率1%=クリック数200
・200クリックを獲得するために必要なコストの算出 :クリック数200×クリック単価200円=40000円
この式を使えば、1人採用するための費用を事前に把握できます。
採用単価の例
- 1人採用するのに必要な応募数の算出:
採用人数1人÷採用率50%=必要応募数2人 - 2人の応募を獲得するのに必要なクリック数を算出:
応募数2人÷応募率1%=クリック数200 - 200クリックを獲得するために必要なコストの算出:
クリック数200×クリック単価200円=40,000円
Indeedの求人掲載で成果を出すためには『運用』が必要
設定や求人原稿などを作成し、Indeedに有料掲載できたとします。
しかし、実際に『採用成果』に結びつけるためには、掲載開始がゴールではなく、掲載開始してからがスタートです。
そして、そこには以下のようなWEB広告運用の知見が必要となってきます。
Indeed運用に必要な主なノウハウ
- クリック単価(CPC)の最適化
求人ごとの競争状況を踏まえ、費用対効果の高い単価を設定する分析力。 - 求人原稿の最適化
検索結果でのクリック率を高めるタイトル・仕事内容・キーワード設計。 - データ分析・改善
クリック率・応募率・採用率などのデータをもとにPDCAを回す運用スキル。 - 求職者動向の理解
時期や業種ごとの応募傾向を踏まえ、掲載内容や配信時期を調整するマーケティング視点。
もちろん、ノウハウがない状態からでもスタートできますし、ノウハウは少しずつ増やしていけば大丈夫です。
ただ、スピーディーに成果を出したいということであれば、以下のように「代理店への委託」という選択肢もあります。
Indeedへの有料求人掲載は代理店に委託できる
自社での有料掲載も可能ですが、運用ノウハウや時間的リソースが不足している場合は、代理店に運用を委託する方法がおすすめです。
代理店を利用することで、専門知識を活かした効率的な採用活動が可能です。
Indeed有料掲載をする企業のほとんどは代理店に委託している
Indeedは、導入ハードルが低く、比較的手軽に始められる求人サービスです。
しかし、実際に成果を上げるには相応のノウハウと運用スキルが必要になります。
そのため、Indeedの有料掲載を行う企業の多くは、採用ノウハウを持つ代理店に運用を委託しています。
Indeedを代理店に運用委託するメリット
代理店にIndeedの運用を任せることで、単なる掲載代行ではなく、採用成果を最大化するためのサポートが受けられます。
具体的には次のようなメリットがあります。
Indeed代理店に委託するメリット
- 求人原稿の改善で応募数UPに
専門のコピーライターやマーケターが求人タイトルや本文を作成・改善することで、検索結果で目立ち、クリック率や応募率を向上させることが可能です。 - ターゲット層に合わせた運用ができる
年齢・経験・スキルなど、募集対象に合わせた広告設定を行うことで、求職者とのマッチング精度が高まり、採用単価を抑えつつ質の高い母集団形成ができます。 - 運用の手間を大幅削減できる
クリック単価調整や掲載状況の分析、応募状況の確認まで代理店が対応。採用担当者は面接や内定者フォローなど、戦略的業務に集中できます。 - 短期間で成果を出しやすい
効果が出にくい求人でも、広告戦略や原稿の改善をスピーディに行うことで、短期間での採用成果が期待できます。
費用の相場と含まれるサービス
代理店に依頼する場合の費用は、広告費の10~30%程度が一般的な相場です。
含まれるサービスの例は以下の通りです。
Indeed代理店の主なサービス内容
- 広告運用代行(クリック単価の調整・求人原稿改善)
- 掲載手続きの代行
- 求人広告原稿の作成(文章・写真)
- 掲載中のモニタリングやシステムトラブル対応
代理店を活用することで、Indeed初心者でも安心して有料掲載を進められるのが特徴です。
IndeedゴールドパートナーのR4へ
Indeedには、広告運用の実績や運用品質に応じて認定されるゴールドパートナー制度があります。
ゴールドパートナーに認定される企業は、Indeed運用の知識・ノウハウが豊富で、効果的な広告運用が可能であることが保証されているため、安心して任せることができます。
R4はこのIndeedゴールドパートナーに認定されており、有料掲載の運用はもちろん、求人原稿の改善やターゲット設定、掲載後の成果分析までワンストップでサポート可能です。
「自社に合った運用方法を知りたい」「広告費を効率的に使って採用成果を上げたい」といったご相談も大歓迎です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
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無料掲載だけで採用できる?
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条件が合えば、無料掲載でも採用は可能です。
ただし、無料枠は表示順位が下がりやすく、職種名の制限や露出の少なさから、応募が安定しにくい傾向があります。
「すぐに採用したい」「応募数を増やしたい」といった場合は、有料掲載や代理店による運用を検討するのがおすすめです。
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有料掲載の予算はどれくらい必要?
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Indeedの有料掲載はクリック課金型(CPC)で、1クリックあたり数十円〜数百円が目安です。
募集職種や勤務地によって差がありますが、1人採用あたりの目安は3万円〜10万円前後が一般的です。
ただし、ターゲット層や競合状況によって変動するため、代理店に相談してシミュレーションしてもらうと、無駄のない予算設計が可能になります。
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代理店に依頼すると何が変わる?
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Indeedの代理店に依頼すると、求人の露出設計から運用・改善までを専門家が代行します。
クリック単価の調整や求人原稿の最適化など、成果につながる運用を継続的に行うため、自社運用よりも応募数や採用単価が改善するケースも多くあります。
特に、Indeedの認定パートナーである代理店なら、最新のアルゴリズムや運用トレンドに基づいた最適化が可能です。R4はIndeedゴールドパートナーとして、運用最適化や成果改善までワンストップでサポートしています。
「自社に合った掲載方法を知りたい」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
\採用にお悩みの方は、お気軽にご相談ください/
まとめ
Indeedの求人掲載には、無料掲載と有料掲載の2つの方法があります。
無料掲載はコストを抑えて長期的に応募を集めたい企業に向いており、有料掲載はスピーディに応募数を確保したい場合に効果的です。
ただし、有料掲載で成果を最大化するには、クリック単価や原稿内容の最適化など、運用面の工夫が不可欠。
運用ノウハウが不足している場合は、代理店に委託することで効率的かつ確実に成果を上げやすくなります。
特に、IndeedゴールドパートナーであるR4は、掲載設計から運用・改善までワンストップでサポート可能です。
「無料・有料のどちらが自社に合っているかわからない」「最適な掲載プランを相談したい」という場合も、まずはお気軽にお問い合わせください。
R4は採用課題に対する支援をしています
母集団形成、採用コストの適正化、採用代行など、
採用活動の「困った」をご相談ください。







