25卒の内定者に承諾してもらうためにやるべきこと/26卒からのインターンシップについて
新入社員を迎えられた人事の皆様、ご入社おめでとうございます。24卒の採用活動は、スカウト・SNS・紹介など、様々な採用手法が出てきましたが、想像以上に学生と接点が取れず、より難しい1年であったことと思います。そして、一息つく間もなく「新入社員の受け入れ」「25卒の本選考」「26卒のインターンシップ準備」等、引き続き業務が多いと思いますので、今月は下記ラインナップにて情報をお届けいたします。
当社R4では、新卒採用に関わる人事のご担当者向けに定期的にメール配信をしており、メルマガの内容の詳細をサイトでご紹介しています。人事のみなさまの、新卒採用を進めていくにあたって、少しでもヒントになり、お役に立てると幸いです。
25卒/4月1日時点での内定率状況
▼2024年4月1日時点の内定率・就職活動実施率 ※()内は昨年対比▼
【内定率】全体:58.1%(+10.3pt) 理系:65.8%(+12.9pt) 中部:58.3%(+6pt)
【実施率】全体:73.6%(-5.8pt) 理系: 65.6%(-5.7pt) 中部: 74.0%(‐8.4pt)
内定率は3月1日時点から8.3ポイント増加し、60%に近くなりました。
文理別で見ますと、「理系」は65.8%と先月から9.1ポイント増と引き続き高い数値となっています。また、エリア別ですと、特に関東の学生は3月から12.1ポイント増で62.2%と一番増加しています。また、その他地域(東名阪以外)でも49.1%と約半数の学生が内定を取得しています。
内定取得状況の詳細を見ますと、内定取得企業数の平均は2.02社と、2社以上内定を取得した学生の割合は50.8%。つまり、内定取得者のうち半数近くが複数内定を取得しています。
内定保有企業数の平均は1.43社と1~2社を保有している学生が多くなっております。
内定取得者の就職活動実施率に関しては、昨年一昨年は64.8%と同水準で推移していましたが、25卒では59.3%と早く就活を終了する傾向です。
また、学生の進路確定率は昨年から7ポイント増と早く進捗しており、動機形成や内定後フォローができていないと、他社に内定承諾される可能性が高くなります。
そんな学生たちに、承諾してもらうためにやるべきことを後述します。
内定者に承諾してもらうためにやるべきこと
内定は出したものの、承諾の返事をもらえず、自社を選んでもらえるかご不安に感じていられる方も多いのではないでしょうか。
ただ学生も、どの企業が自分に合っているのかを決めあぐねています。今内定を出している、これから出す学生に選ばれるためにやるべきことは「学生と自社のマッチング度の明確化」です。
「学生と自社のマッチング度の明確化」のために具体的にやること
①選考の評価ポイントをもとにフィードバック
合格や内定を伝えるだけではなく、学生の何を評価して合格を出したのかを伝えることで、学生自身も自分の何が企業に選ばれたのかを認識できます。
②学生の持ち味と自社の特徴を繋ぎ合わせる
選考の中で見えた学生の持ち味(強み・特徴)が「自社の仕事をするにあたってどう生かせるか」という観点で伝えることで、学生もより入社後の自分がイメージできます。今の選考フローで学生の持ち味を引き出すことが難しい場合は「自分史」を使うことで、学生の特徴を捉えることができます。
※参考:後悔しない自己分析 自分史をさらに分析するにはhttps://offerbox.jp/columns/self-analysis/5956.html
③『近しい先輩』との面談の実施
学生は「自分に近しい」先輩社員との面談が一番自己投影できます。選出方法は、年齢の近さだけで選ぶのではなく、面談する学生と共通する項目(学部・地元・趣味・雰囲気が同じなど)がある方を人選し、面談を実施しましょう。
自分の持ち味とその企業の仕事(職種)がどのようにマッチし、どのように活躍できるのかを学生に具体的にイメージしてもらいながら志望動機を高めていくことが大切です。
26卒からのインターンシップ(オープン・カンパニー&キャリア教育等)
各就活主要サイトも「大学3年生の4月」からと前倒しでオープンし、大学3年生の夏頃に行われるインターンシップ(オープン・カンパニー&キャリア教育等)の情報解禁が早まっています。
また、学生が内(々)定企業への志望度が最も高まった場面の第1位は「インターンシップ」となり、この2点からも、学生は昨年度よりさらに早期に企業・インターンシップ探しに動き出すことが予想されるため、2026年卒の採用活動Jにおいては、「早期活動の重要性」がさらに高まります。
先月でも述べた通り、学生の企業探しのボリュームゾーンはインターンシップ期となり、より多くの学生と出会うためにも、ぜひプレサイト期からの掲載をご検討ください。
また、2026年卒からは専門性の高い人材の採用活動について、政府が定めている解禁日:6月1日以前より活動できるようにルール改定することが発表されています。このルールは「企業が特定の条件を満たすインターンシップを実施した場合」となっており、期間中に得た参加学生の評価などを大学3年生の3月以降の採用活動に生かしても良いルールです。このことからも「インターンシップ」「早期活動」は26卒採用の重要なキーワードになります。
学生へ広報できるコンテンツがない、マンパワーが足りないなどでプレサイト期からの掲載に踏み出せない方は、ぜひ担当営業までお問い合わせ下さい。
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