採用トレンド:7月~9月|人の動きのデータを採用計画に役立てる
中途採用、パート・アルバイトの募集。人が動いている時期に効果的に求人募集をしたいですよね。採用担当のお客様より、「採用したいんだけれど、今の時期ってどうなの?人動いてるの?」とよくお問い合わせをいただきます。そんな採用活動計画の参考にしていただけるように、7月~9月のスケジュール、イベントや行事に伴う人の動きのデータをまとめてみました。
採用にまつわる7月~9月の人の動き
高校生、大学生、フリーターや転職者、パートアルバイト、それぞれの属性によって、仕事探しの時期には特徴があります。
7月~9月は、1年間の中でも特に業界や職種、属性によって仕事探しの動きが異なります。就職活動を終えた大学4年生がアルバイトに復帰し、夏休みだけの短期アルバイトを希望する学生が活発になるかたわら、子供の夏休みに入り、主婦のパート希望者は動きが止まります。
また、年度の区切りで落ち着いていた正社員の転職希望者が、夏の賞与支給の後、徐々に転職活動に積極的になっていきます。
求職者の動き│7月
- 学生
夏休みに向けアルバイト探しが活発になります。夏休みの短期間で稼ぎたい、夏休み中のイベントに向けて稼ぎたいと思う時期です。夏休みだけの期間で働けるアルバイトが人気になる傾向があります。 - 主婦(夫)
子どもが夏休みに入るまでに仕事を決めておきたい主婦(夫)さんや、夏休みに入っても働きやすい環境を求める主婦(夫)さんが仕事を探します。予定が立てやすいようにシフトへの配慮や在宅ワークの求人に注目します。 - フリーター
学生と同じく、夏はイベントで支出が増えるため、バイトを掛け持ちしたいと思う人が多くなります。短期アルバイトなどにも人気が集まる時期です。「短時間OK」「短期間OK」などのキーワードが人気になるとされます。正社員で働いていた人が6月のボーナス支給後に退職し、仕事探しを始める人もいるでしょう。 - 正社員・契約社員
夏季のボーナス支給後、転職活動を本格化させる求職者が増える傾向があります。10月入社に向けて多くの方が転職活動を開始する時期です。ここからお盆にかけて情報収集を本格化します。
求職者の動き│8月
- 学生
夏休み期間に入るため、この期間に稼いでおきたいという学生が多い傾向があります。即勤務開始・日払い/週払い・WワークOK・夏休み期間だけの短期募集OKなどの条件設置や、実際にどれくらいシフトに入ればいくら位稼げるのか収入例を提示したりすることも有効です。 - 主婦(夫)
子どもの夏休みや帰省など、家庭が忙しくなる時期です。お盆が過ぎ、落ち着いてきた8月下旬ごろから仕事探しに動き出す人が出てくる傾向があります。 - フリーター
お盆の期間があるため、帰省などにより久しぶりに会った人との会話がきっかけで、自身を見つめ直し転職を考える人もいます。 - 正社員・契約社員
10月入社を目指す人はすでに面接が多く入り始める時期です。面接設定で融通を効かせるなど、細やかなケアをすることも重要です。この時期から社員採用を始める企業・転職活動を本格的に始める求職者も増えていきます。
求職者の動き│9月
- 学生
夏休みも後半に。10月以降の長期バイトを探し始める人も増える時期。授業が決まらないとシフトが決められないことも理解していただきながら、柔軟な対応が好まれます。 - 主婦(夫)
子どもの夏休みが終わり、新学期が始まるため、再びパートタイムの求人を探し始める主婦(夫)が増えます。日常のリズムを取り戻す時期です。 - フリーター
夏の短期バイトや繁忙期が終了し始め次の仕事を探す人が増えていく時期です。即日勤務開始や長時間勤務などの工夫も必要です。 - 正社員・契約社員
9月に転職活動をしている人はボーナスがもらえる12月退職を視野に入れていることも多い時期です。また、1月の入社を狙う場合も採用活動の始め時です。ここから社員採用が活発になる企業が増えるため、早めの動き出しをお勧めします。
採用に適した時期をデータから見る
7月~9月の特徴的な人の動きを上記でご紹介しましたが、そもそも1年間の中で、一番人が動くのはいつの時期なのか?
以下は、GoogleTrendsというツールのデータです。求職者が仕事を探すときには、Googleなどの検索エンジンで、「求人」や「転職」と検索してリサーチしている人が多くいます。Googleトレンドを使えば、【どの時期にたくさんの人が検索しているのか?=仕事を探しているのか】のデータを見ることができます。
こちらのデータを見ると、年明け1月~3月の人の動きが継続的に活発であることが分かります。毎年このトレンドは変わりません。また、10月~12月、年末になるに従い、仕事を探す人は少なくなっていくことも、こちらのデータより分かります。
いかがでしょうか。
採用計画において一番重要なのは、自社の事業・組織計画ですので、人が動くから募集をする、動かないから募集をしない、という簡単な話ではありません。しかし、せっかく採用活動をするのであれば、ターゲットとなる方の動きも考慮しながら、効果的に実施したいですよね!
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