コピーライターが解説!採用成功させる求人原稿作成のノウハウ3選
筆者は人材採用の領域において大手・中小・業種問わず幅広い企業の採用に携わってきました。採用を成功に導くケースはもちろん、採用に至らなかったケースも経験しています。しかし、だからこそ見えてきたことがあります。本記事では10年以上、1000社以上の採用に携わってきた経験から、採用を成功に導くために必要な“ノウハウ”をご紹介します。
求人票作成ノウハウ①「ターゲットを明確にすること」
採用活動のノウハウとして絶対に抑えておくべきは「ターゲットを明確にすること」。採用活動に携わっている人事担当者であれば、誰しも少なからず意識されているでしょう。ターゲットを明確にすることで、伝えるべきメッセージが明確になり「必要な情報」と「不必要な情報」が見えてきます。採用活動において「ターゲットを明確にすること」は基本中の基本。以下で具体的にご紹介していきます。
採用活動でターゲットを明確にする理由と対策
採用活動でターゲットを明確にする理由は「ターゲットによって必要な情報が全く異なるから」です。実際に営業の求人を例に挙げてご紹介します。
■新規開拓営業の求人(未経験者募集の場合)
業種・職種問わず未経験者を募集する際に重要なのは「どのような教育体制があるのか」。経験・知識のないターゲットの不安をいかに払拭できるかは大きなポイントになります。また法人対象なのか、個人対象なのか、最低限どんな知識が必要なのか。名刺交換・ビジネスメール・上座下座の理解、最低限のビジネスマナーが分かっていなくてもいいのか、など。未経験者とは基本的に「知識も経験もない人材」です。ターゲットからすると不安要素が大きいため、それらをいかに解消していくかが重要になります。一般的な求人広告で「OJT」という言葉をよく目にしますが、これも「職場内訓練」など言い換えて表現する必要があるでしょう。
■新規開拓営業の求人(営業経験者募集の場合)
未経験者と代わって経験者の場合は「いかに営業職としてのメリットを感じさせられるか」が重要です。特に新規開拓であれば探客の有無。いわゆる新規飛び込みをする必要があるのか、それとも集客は会社が仕組み化しているのか。探客の有無だけでも大きく違ってきます。探客→商談→受注の件数および確率がどの程度なのかも重要でしょう。受注後は納品担当がいて営業は関与する必要があるのか否かも肝になってきます。未経験者と異なり、営業としてより具体的な情報を伝えていく必要があります。また、営業経験者であれば「OJT」という言葉は基本的に理解できるはずです。
営業を例に挙げましたがターゲットによって必要な情報・伝えるべき情報は全く異なってきます。採用活動において「ターゲットを明確にすること」の重要性がご理解いただけたのではないでしょうか。
求人票作成ノウハウ②「隠さないこと」
採用活動のノウハウとして次に重要なのが「隠さないこと」。残業の多さ、休日の少なさ、給与の低さ、仕事の大変さなど。求人を出す企業からすると少なからず「都合の悪い情報」は存在するものです。しかし、それらを隠すことは採用活動においてメリットをもたらしません。仮に都合の悪い情報を隠したままで採用に至ったとしても入社後のミスマッチに繋がるリスクが高いため絶対におすすめしません。それでは、どうすべきでしょうか。
採用活動ノウハウ「隠さずにメリットを探す」
例えば残業の多さ。残業が多いのであれば、その分残業手当が支給されて1ヶ月あたりの総支給額が多いのかもしれません。例えば休日の少なさ。休日が少ない分、日常業務は絶対に残業がないのかもしれません。例えば給与の低さ。支給額は低くても非常に珍しい仕事や社会的に意義のある仕事かもしれません。筆者の経験上「人が働いている以上、必ずその企業や仕事には何かしら魅力がある」と感じています。どの企業でも、どの仕事でも「都合の悪い情報」というのは一定数存在するものです。重要なのは隠さずに伝えること。都合の悪い情報を上回るメリットを探し、伝えることが採用活動において重要なノウハウであることは間違いありません。
求人票作成ノウハウ③「最も大事なコト」は…
最後にお伝えする採用活動におけるノウハウは、最も重要で、実現できていない企業が多いように感じます。冒頭の「ターゲットを明確にすること」に関連しますが「企業の言いたいことを一方的に伝えない」ということです。企業や人事担当者の方は往々にして成長率、規模、上場の有無、売上の大きさやシェア、最新の設備などを伝えようとする傾向があります。決して悪いことではありませんが、本記事で紹介してきたようにターゲットによって必要としている情報は千差万別です。「発信したい情報」と「求められている情報」は必ずしも一致する訳ではありません。
採用活動において重要なノウハウは、ターゲットを明確にしたうえで、情報を隠すことなく伝え、求められている情報を伝える。この3点が重要ではないかと筆者は感じています。本記事を読んでいただき、少しでも今後のお役に立てれば幸いです。
この記事を書いた人
萩原 雄樹 / 制作 / 上級ウェブ解析士
自分の創った制作物を見るであろう人が欲している情報は、何か。クライアントである企業ですら分かっていない場合もあります。それを見い出し、見る人の心を動かす。ここに自分の価値があると思っています。押忍。
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