建築設計士｜即戦力になる経験者を採用するには、何を伝えればいいの？

建築設計士の求人募集。即戦力の採用と聞くと、難しそうなイメージがありますよね。「応募者って、どうすれば集まるの？」「より理想的な人材に会うには、どんな情報を伝えればいいんだろう？」――これは採用を担う人事担当者様にとって、よくあるお悩みではないでしょうか？求人広告を出稿する際にも、自社ホームページ等に募集要項を掲載する際にも、この点に悩まれる方は少なくありません。でも、それって実は、必ずしも人事担当者さんが抱え込まなくてもいい悩みなんです。

今回ご紹介するのはそんな『何を書くか』を、求人広告のプロにまるっと任せてしまうことで、理想的な人材との出会いを叶えられた企業様の例です。多くの職場を見てきた専門家だからこそ叶う深いヒアリング（取材）と、それを通して発見できた魅力が、採用成功のカギとなりました。

設計士経験者。リクナビNEXTで採用成功

【 募集概要 】
女性設計士が多い工務店での、木造注文住宅の設計士募集。できれば経験者を採用したい。

【 募集媒体 】
リクナビNEXT（※）　N3　8週掲載
※採用決定につき5週目で掲載停止

【 結果 】
応募数：8名（うち経験者は2名）
内定数：1名
採用数：1名（40代・女性。ブランク有の経験者。お子さんの手がだいぶ離れたところ）

（※）『リクナビNEXT』についての媒体詳細は こちら

設計士 経験者採用に向けた手法のプランニング

難易度が高いと言われる、設計士の経験者採用。少しでも成功確率を上げるべく、原稿制作前に現場の社員さんへヒアリング（取材）をおこない、職場の魅力・仕事の魅力をフカボリしました。

自社で働く魅力…というものは、実際にそこで働いていらっしゃる社員さんもお気付きでない場合が多々あります。そこで、採用の専門家である私たちが第三者視点で実態をお伺いし、求職者との接点となり得るポイントを洗い出したうえで、制作スタッフがその言語化をおこないました。

【 ヒアリングを通して発見した魅力 】

・納期交渉がしやすいこと
同工務店ではお客様とのお打合せに、初回から設計士が参加しているそう。お客様・営業・設計士の三者がチームを組んで家づくりを進めるため、図面のお渡し日などの期日も設計士自身がお客様と交渉できて、無理な納期にならないとのことでした。

・長時間残業がないこと
基本は定時退勤。残業は施主様とのご事情によってのみ発生し、長くても1日1h程度。この働き方のおかげで、子育て中の女性設計士の方も無理なく仕事を続けられているそうです

・インプットの時間が確保できること
同社は業界内でも、「女性設計士が多く、家事動線やコンセントの位置等、きめ細やかな配慮に長けた設計が得意」という立ち位置にあるそう。その強みを維持すべく、社員が自ら学ぶ時間を確保することに力を入れていて、「長時間残業がない」というのはそのための方策の一環でもあるようでした

設計士経験者採用に向けた具体的な原稿表記

上記の魅力を、ヒアリングの際にお話をお伺いした「分譲住宅設計からの転職者の方」からのメッセージとして再構成しテキスト化することで、経験者がよりよい環境で活躍できる…というイメージを増幅させました。

勤務条件についても、可能な限り詳細な表記を心掛けました。例えば、技術系専門職でよく設定されている「資格手当」について。「資格手当あり」とだけ表記している求人原稿はよく見掛けますが、この原稿ではもう一歩踏み込んで「資格手当あり：一級建築士は月2万円、二級建築士は月1万円」と、対象となる資格と支給金額を明確化しています。こうすることで、より望ましい応募者層である経験者（有資格者）の方が、入社後の給与金額をイメージしやすくなります。

設計士採用に向けて伴走した、営業担当より

人事担当である社長様とは異業種交流会をきっかけにご縁が生まれまして、以来5年以上、採用のお手伝いをさせて頂いています。社長様は日頃から社員の皆様はもちろんのこと、社外の人間である私にも優しく接してくださる、とっても素敵な方なんです。普段から事務所へお伺いするのが楽しみなくらいでしたから、私自身が、『この会社で働いたら幸せになれる人』をイメージしやすく、そのことが深いヒアリングと採用成功にも繋がったのではと感じています！

（営業担当・飯田より　https://www.r-4.co.jp/member/57/）

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