測量士募集｜難しい経験者採用の秘訣は、雇用条件の柔軟さ

正社員採用のつもりだったのに、パート希望の人が応募してきた――そんな時、人事担当の皆様は、どのような対応をされますでしょうか？募集条件に合わないから、書類選考で落としてしまう…という方も多いかと思いますが、実はそんな応募者様の中にも、魅力的な人材が含まれていることがあります。今回ご紹介しますのは、応募者様の希望と真摯に向き合うことで、難関職種での即戦力採用を叶えられた企業様のケースです。

測量士の経験者採用｜予定外の優秀パート採用

【 募集概要 】
測量登記事務所での、測量スタッフ正社員募集。経験者（即戦力）を採用したい

【 募集媒体 】
リクナビNEXT（※）　N2　8週掲載

【 結果 】
応募数：10名（うち経験者は3名）
内定数：2名
採用数：1名 （50代・男性。日中は測量士、夜間は学習塾の経営者として活躍する、測量士資格者）

※正社員ではなく、パートでの採用となりました

採用を叶えるために、企業様が歩み寄ったこと

元々は正社員の募集でしたが、最終的にはパート勤務という形での採用に至りました。実は応募者様の中に、測量士と経営者という二足の草鞋をお履きの方がいらっしゃり、その方をお迎えすることになったのです。

パート勤務希望であることが判明したのは、なんと面接当日。人事担当である所長様も最初は驚かれたそうですが、応募者様は「経営者という役割には責任を感じているが、測量の仕事にも愛着があるため、副業という形で働きたい」とお話しくださり、その熱意と実績が評価され、塾経営との兼業という形での入職に至りました。

【 「まずは会う」というスタンスも大切 】

今回採用に至った応募者の方は、経営者という “別の顔” をお持ちの方でした。企業様としては、事務所の主力となるフルタイム勤務の方を増員予定だった訳ですから、経験者とはいえパート採用という結末はイレギュラーだったはずです。

しかし、人事担当である所長様が柔軟な対応で応募者様の希望と向き合われたことが、結果として応募者様に好印象を与えることとなりました。双方が『どうしても譲れない条件』を改めて洗い出し、企業様は内定通知を出せるよう、そして応募者様は内定を受諾できるよう、互いに歩み寄ってくださったのです。

もしも企業様側が、絶対に正社員でなければ困る！…というスタンスでいらしたら、このマッチングは叶わなかったことでしょう。「応募者様の事情を考慮し、真摯に向き合う」という企業様の対応が、今回の採用成功に繋がったのです。

測量士は採用難関ポジション。原稿にもこだわりを

今回採用を実施された事務所様は、一般的な測量登記事務所に比べて、新型機械・新技術の導入に積極的という特徴がおありでした。そこで原稿内でも『ドローン』『レーザースキャナ』『三次元測量』といった、業界関係者であれば最新技術だと判るような具体的キーワードを用いて、仕事内容を説明しました。

ドローン等の特殊機器を用いた測量はイニシャルコスト（初期投資）が嵩みますが、実務面では費用と時間の削減に繋がるため、早期に導入するほど先行者利益は大きくなります。ですから前述のような表記からは、そういったアドバンテージを見越しての経営判断ができ、且つ資金力もある安定性の高い職場だという魅力も伝わったのではないでしょうか。

測量士経験者採用に向けて伴走した、営業担当より

人事担当である所長様とは、異業種交流会をきっかけにご縁が生まれました。元々、「測量の仕事が好きな人と楽しく仕事をしながら、業界に新たな風を吹かせたい！」という熱い想いをお持ちの所長様で、志を共にしてくださる応募者さんがいらっしゃれば、受け入れ態勢の整備は惜しまない…というスタンスでいらっしゃいました。そして採用に至った応募者様も、測量の仕事に誇りをお持ちの気高い方でしたので、蓋を開けてみれば最高のマッチング！採用企業様と求職者様、両者のHappyを見届けられて、私自身もとってもHappyな気持ちになれたお仕事でした。

（営業担当・飯田より）

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